D51形498号機を観察してみよう
重装備に変装した最近のデゴイチ
通常スタイルのデゴイチ(会津若松にて)
水上では、「SLみなかみ」到着後、D51は、すぐに転車台(ターンテーブル)に乗って方向転換をして帰りの運転に備える。しばし休憩となるが、見学スペースがあるので、安心して記念撮影ができる。
ところでD51形498号機を仔細に観察してみよう。元々D51は上の会津若松での写真のようなスタイルをしていたのだが、最近は少し変わったスタイルとなっている。これは、6月の「SLやまなし」運転の際、勾配のある長大トンネル通過対策として装備された集煙装置と変形除煙板(機関車前部の両側にある象の耳のような板のことで、英語でデフレクタと呼ぶ=略してデフ、変形デフのように言う)が特徴で、SL現役時代には、山岳路線では様々な重装備が見られた。今回の「変装」はD51形499号機(498号機とは1番違いの機関車)を真似たもので山陰の後藤工場式と言われる)。いつまで変装が続くのかは不明だが、今のうちにじっくり見ておきたい。
上り「SLみなかみ」水上駅発車
水上温泉街の人たちもSL列車を見送る
しばらくは、右手に利根川を見ながら進む。後閑に停まった後、沼田で6分停車となる。
沼田駅の天狗
利根川の渓谷の車窓