よりどりみどりの北欧チェア
ザ・チェアストア代官山の壁面に並べられた、椅子、椅子、椅子。50脚以上もの椅子がひしめいています。ひとつひとつ全部違ったデザインで、それぞれに味わいのある表情。これらは主に50年代~70年代、有名デザイナーが活躍した「北欧デザイン黄金期」に作られたもの。壁面を埋める椅子。これだけバラエティに富むチェアを一度に見られるショップは少ないのです。スタッフの方にいろいろ教えてもらって、ちょっとした北欧デザイン通になれちゃうショップです |
ハンス J ウェグナーやアルネ ヤコブセン、フィン・ユール、ボーエ・モーエンセンといった巨匠のデザインはもちろんですが、無名のものでも優れたデザインが多いのがこの時代の特徴。このショップでは、そんなシンプルで温かみのある実用性の高いチェアを、まとめて見ることができます。
上:ベッドやソファの横に良さそうなナイトスタンド、52,000円。 下:前回紹介したアンヌ・ブラックの器やアクセサリーが充実。そのほかの雑貨も素敵です |
私たちが北欧インテリアに惹かれるポイントはデザインだけではなく、北欧の、道具を大切に使い続ける暮らし、家での時間を楽しむ日々にある気がします。きちんと手入れをしながら、慈しみながら使われる椅子。そんな暮らしの楽しみを、我が家に。中古の椅子は、北欧インテリアの入り口としてちょうどいいのです。
次のページでは、北欧ヴィンテージ・中古家具の選び方を紹介しましょう。