あたたかい雰囲気のインテリアを完成させる照明ワザ
IKEAは、住宅の照明には3つの種類があると考えています。1つめは、部屋全体を明るくするためのメインの照明。2つ目は、手元を明るくしたり、食事を美味しく見せたりするなどの機能的な照明。3つ目は、インテリアをより良く見せる、雰囲気を出すための照明。明るいところと、ちょっと暗いところ。明かりに強弱をつけることで部屋に奥行きが生まれ、狭さを感じず良い雰囲気が演出できます。前のページの丸い照明がメイン、ダイニングの上は料理をより美味しく見せる機能の照明、部屋の隅に置くのはムードを出すための照明 |
ペンダントランプひとつだと部屋の隅っこが暗くなり、狭く感じられます。じゃあ明るくすればいいのかというと、均一に明るくしてしまうと、これまた狭さが際だつんです。適度に強弱をつけた明かりでお部屋を包めば、インテリアが際だちます。
素材やモチーフをリンクさせて統一感のあるお部屋に
北欧デザインは、素材感を大切にします。今回の和室のコーディネートもそう。ダイニングは、プレースマットや照明に竹や籐を使い、畳と素材感を揃えてあります。インテリアエレメントの素材感やモチーフが統一されているので、お部屋のまとまりがよいのです。テーブルセンターに使ったファブリックを藁のクッションのアクセントに。障子紙の代わりに白樺模様のファブリックを使って、モチーフを繋げます。障子戸すべてをこんな風に変えるとクドいので、一枚だけを変身させています |
細かいところでは、障子の和紙を取り払い、透け感のある布を、桟を編むようにして飾っています。障子戸を飾る布には白樺がプリントされているのですが、テレビ横のスペースを飾る写真も白樺がモチーフ。インテリアにまとまりを持たせる役目があるのです。
このオープンルームは、実際に座って、くつろいでOK! 昼間は庭の雰囲気がとても良く、夕方からは照明の威力を実感できるはず(庭から見たお部屋の様子も素敵です)。まだ明るい夕方頃から、ゆっくり暗くなるくらいの時間が超オススメ。
いろんな空間を見て、体験することこそがインテリア上手への近道。百聞は一見にしかず、ぜひ実際に空間を体験してみてください。なお、会期中はIKEA新三郷のスタッフがお部屋の解説をしてくれますので、分からないことはどんどん質問しちゃいましょう!
(イベントは終了しました/2008年11月11日追記)