ご相談は、玄関収納とトイレのリメイク、リビングの居心地を良くするための改装の依頼でした。奥様の趣味はガーデニング、毎日5時間はお庭の手入れをしています。春のシーズンにはみごとな薔薇が咲き、遠方から大勢のお客様が訪れる薔薇のための庭園です。素敵なバラの庭園に合わせて、高品質な木製サッシを使ったリフォームの例をご紹介します。
改装前
大きなマホガニー製のグランドピアノがドーンと置かれているリビング。なぜか、お庭に面した窓には、レースのカーテンでいつも閉じられ、薄暗い空間になっています。レースを開けると、なんとそこには無機質なアルミサッシの掃き出し窓が二重にはめ込まれていたのです。きれいなお庭をリビングから見ることができません！驚くことにリビングとダイニングの間にも、冷たく光る大きなアルミの外用サッシで仕切られていたのです。ピアノの防音のために、工務店がリフォームしたものでした。もちろん、取り外して木製の建具に取り替え、アルミのサッシを木製サッシに変える事を提案しました。（今回は木製サッシメーカー VCRAYのリフォーム用カバー工法を用いてます。既存アルミサッシ枠をカッテイングして外壁を傷つけずに取り付けられます。）
改装後のリビングの窓：お庭の緑が木製サッシに映えてテラスと共にしっくり馴染んでいます。木製サッシをご存じですか！なぜか忘れられてしまった木製の窓枠が注目され始めています。サッシが結露を起こしてビショビショになってしまったことがありませんか。建物の気密性が向上して、金属の窓枠では熱伝導率が高く外気温と室温との差があるために結露してしまいます。木製サッシなら、断熱性が高く結露防止になります。さらに湿度に合わせて呼吸し快適な室内湿度に調整してくれます。
木製サッシの取り付け工事中木製でも燃えてしまう心配はありません。気密度が高く大きなビル、ホテルなどの窓にも使われるほど防火性能があります。ガラスをペアガラスにすれば、サッシを二重につけるより防音効果があります。冬の暖房ロスを80%、夏の冷房ロスを20%節約できるそうです。
室内側からの木製サッシ：外側は木製網戸です。A邸で木製サッシの提案は機能だけではなく、実はリビングのインテリアを考えてのことです。マホガニーのグランドピアノをはじめとして、奥様がしつらえたカーテンから小物、額絵まで本物嗜好のインテリアに合わせるためです。でも、一番の目的は、リビングからガーデンの眺めを楽しめること、庭からの眺め、建物の外観とガーデンがマッチすることを考えた結果です。木の肌触りやマホガニーの無垢材が醸し出す雰囲気が、ガーデンの緑に映えて、リビングが質の良い高級感のある空間に変わりました。
＜木製サッシ カバー工法＞
VCRAY（株式会社 ブイクレー）http://vcray.co.jp/index.html
株式会社 ブイクレー
東京都中央区日本橋浜町1-12-8山下ビル2F
TEL:03-5833-5320
(C)July.2003 Copy & Photo by kanno
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