自然との調和を大切にした、日本の感性と欧州の壁装の伝統を融合したコレクション「HIGASHI 東 WEST」が発表されました。
2004年6月21日、トミタ東京ショールームにおいて新作コレクションのレセプションが行われました。株式会社トミタは世界の選び抜かれた壁紙からファブリックまで、優れたコレクションをセレクト販売している壁紙メーカーです。また、オリジナル壁紙コレクションは日本の伝統美を大切にした和紙壁紙のジャパンコレクションをはじめ、環境に配慮した素材感や意匠のこだわりを、日本から世界に発信しています。
今回新発売された「HIGASHI 東 WEST」は、トミタとベルギーの壁紙メーカー「オメクスコ」社の長年の協力の成果として、日本と欧州の文化を結びつけたコレクションを世界に向けて共同制作しました。自然素材を漉き込んだ不織布や竹を素材にしたコレクションは日本の厳粛さや自然との調和を大切にした和の哲学と欧州の壁紙歴史的伝統を融合して創られた壁紙です。
ガイドが注目したのが、コレクションの一部、47×47センチのバンブータイル。厳正された植物繊維を原料に、職人が一枚一枚伝統的な機(はた)で手織りされたものです。みごとな色彩は和と洋の複雑な趣を奏でています。でも、施工はちょっと複雑、自然素材だから厚みや竹片の幅に多少のムラがあるので、職人さんの施工センスが張り上がりを左右してしまいます。和と洋の融合は、デザイナーと職人と施主との深い理解がないと成立しないのかもしれませんね。
レセプションには、オメクスコ社の副社長Mrs. Diane Danielsがベルギーより来日、このコレクションの思い入れを強く語っていました。また、ベルギービールの美酒と共に出席者とインテリア情報の交換が行われました。
今回トミタの新作壁紙コレクション「HIGASHI 東 WEST」は、日本からの世界への文化の発信として注目されます。私たち日本の美意識を改めて顧みて、そのことが世界のインテリアの流れを創造していくのを感じました。我が家は壁紙に凝って、どこにもない素敵な空間をとお望みの方は、ぜひ、ショールームでご確認ください。
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株式会社トミタ
http://www.tominet.co.jp/index.html
お問い合わせ:03-3273-7558
(C)March.2004 Copy & Photo by kanno
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