手入れの行き届いたガーデンに置かれたベンチ。

ふんわりと風が流れる、夏草の庭は快適なリビングルーム

室内だけがインテリア空間ではないと思っています。壁や天井がなくても、快適な時間を過ごすことができれば、そこはりっぱなインテリア空間。その第2回目です。

都心の住宅地にあるこの庭は、ガーデニングが大好きとおっしゃるS奥様が、何年も端正を尽くして作り上げたものです。大切に育てられた植物たちが、やわらかな風と陽光をあびています。この庭には、三カ所の安らぎスペースが作られています。

その一つは、上記の大きな写真にあるベンチ。バラが咲き乱れる様を眺めるには最適な位置に置かれています。そこに座り、心地よく流れる風と陽光に身を任せれば、極上の時間が過ごせる、緑薫る快適なリビングルームです。


二つ目が、室内のリビングルームから続くテラスに置かれた木製のガーデンテーブルとチェアです。この家を訪れた人は、必ずここでのティータイムを望むそうです。8帖ほどの広さがあるテラスはヒノキ造り、時が木をさらし、ガーデンチェア共に、風合いのよい自然カラーになっています。もちろん庭の眺めは最高です。


ガーデンの中央に置かれたアイアンのガーデンチェアです。このテーブルは、庭の手入れの作業中のちょっとひと休みに使われています。後ろの木立が、やさしく日陰をつくり、一息入れるには心地よいスペースです。白のアイアンのガーデンチェアが新緑によく映えています。

この広い庭に、それぞれ違うテイストの椅子を上手く配置しています。それぞれが違う雰囲気を作り出しています。庭を緑に囲まれた一つの空間として考えることは、最も贅沢なインテリア考なのかもしれませんね。


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