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ビデオ編集ソフト「EDIUS Neo 2」レビュー(2ページ目)

ビデオ編集が初めてのユーザーはもちろん、中級、上級ユーザーでも満足できる高機能なビデオ編集ソフト。トムソン・カノープスの「EDIUS Neo 2」のレビューをお届けしましょう。

阿部 信行

執筆者:阿部 信行

デジタルビデオガイド

映像の合成

トラックを追加して複数のクリップを並べると、たとえばピクチャー・イン・ピクチャーなどの映像合成が簡単にできます。操作は、タイムラインに配置したクリップに、「Effect」パネルにある「ピクチャー・イン・ピクチャー」というアイコンをドラッグ&ドロップするだけです。面倒な設定は一切必要ありません。なお、詳細な設定を行いたい場合は、設定パネルを表示して細かく設定できます。
▲Effectの「ピクチャー・イン・ピクチャー」をクリップにドラッグ&ドロップする。

▲Effectの「ピクチャー・イン・ピクチャー」をクリップにドラッグ&ドロップする。

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 ▲ピクチャー・イン・ピクチャーが完成。

▲ピクチャー・イン・ピクチャーが完成。

このほか、クロマキー合成やルミナンスキー合成など、高度な合成も、同様の方法で手軽に利用できます。

トランジション設定

画面の切り替え効果を「トランジション」といいますが、EDIUS Neo 2では、トランジションやフィルタといった効果は、「Effect」パネルから、利用したい効果をタイムラインのクリップ上にドラッグ&ドロップして設定します。これは、先の合成の設定と同じですね。

なお、EDIUS Neo 2には、新方式3Dトランジション「GPUfx」が搭載されています。この機能によって、高品質で複雑なトランジションも、高速にプレビューしながら設定作業ができるようになりました。
 ▲利用したいトランジションを選んで・・・

▲利用したいトランジションを選んで・・・

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 ▲クリップとクリップの間にドラッグ&ドロップする。

▲クリップとクリップの間にドラッグ&ドロップする。


また、詳細な設定も、設定パネルを開いて行います。設定オプションは非常に詳細なので、ビギナーはデフォルトで利用し、慣れてきてからオプションを設定するようするとよいでしょう。
 
▲オプションでは、とても詳細な設定が可能。

▲オプションでは、とても詳細な設定が可能。

 

なお、フィルタ機能には「オールドフィルム」や「ストロボ」、「線画」など、個性的なエフェクトが多数搭載されています。オリジナリティ溢れる映像作りの強力な味方です。
▲設定したトランジション(ページピール)

▲設定したトランジション(ページピール)



タイトル作成

メインタイトルやテロップ、エンドロールなど文字を利用する効果は、「Quick Titler」という、タイトル作成専用のプログラムで作成します。文字デザインのテンプレートが豊富なので、ビジュアルなタイトル作成が簡単です。もちろん、細かな文字調整、デザイン、レイアウト、図形描画なども可能なので、プロ並みのタイトル作成を楽しめます。
▲機能豊富なタイトル作成プログラム「Quick Title」でメインタイトルを作成。テンプレートを選べば、後は文字を入力するだけ。

▲機能豊富なタイトル作成プログラム「Quick Title」でメインタイトルを作成。テンプレートを選べば、後は文字を入力するだけ。
 

BGMの設定


BGMの設定では、パソコン上にあるオーディオファイルのほか、音楽CDから好みの楽曲を取り込んでBGMに利用することもできます。なお、音楽CDからのデータの利用では、著作権に注意してください。
▲オーディオ専用のトラックにBGM用のデータを配置。タイムライン上で音量調整もできる。

▲オーディオ専用のトラックにBGM用のデータを配置。タイムライン上で音量調整もできる。


出力する

編集結果は、AVCHDやAVI、H.264/AVC、MPEG、QuickTimeなどさまざまな映像ファイルとして出力できます。しかも、プリセットが豊富に用意されているので、面倒な設定をしなくても、目的のファイル形式で出力できます。

また、iPodやPSP、Blu-ray用の出力にも対応しているほか、メニュー付きのDVD-Videoをオーサリングし、出力することできます。オリジナルなDVD-Video作成が簡単に作成できるというのは、うれしいですね。
 ▲出力設定は、プリセットから選ぶだけで、目的の映像ファイルが出力される。

▲出力設定は、プリセットから選ぶだけで、目的の映像ファイルが出力される。

 

すべてのビデオ編集ユーザー向け

EDIUS Neo 2は、最初に解説したように、ビデオ編集のビギナーから、中上級ユーザーまで、どのレベルのユーザーでも満足できる機能と使い勝手を備えています。しかも、手にできる画質は、放送局レベルの高画質から、モバイルデバイスで持ち歩けるレベルの画質までと、とても幅広いものです。

要するに、使う人のレベルに応じて、それぞれ満足できるのです。ユーザーに会わせて必要な機能を提供してくれ、これ1本あれば、長く使い続けることができる、とてもおすすめな「編集の道具」です。


EDIUS Neo 2
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