「家づくりに失敗した」と後悔する15人の失敗とは
マンションでも一戸建てに関しても、新築物件を購入した3人に2人は何らかの不満があるといいます。
・満足 21.9%
・やや満足 55.3%
・多少不満 18.9%
・非常に不満 3.3%
・不満 0.6%
では、満足の行く家づくりをするにはどうすればいいのでしょうか。家を建てた15人の方に、失敗の本音を聞いてみました。事前にどんな点で失敗してしまったのかを理解して家づくりに取り組めば満足度は高くなるはずです!
1. リフォームしやすい工法か、しにくい工法かを知っておくべきだった
在来軸組み工法は自由な間取りが可能ということもあり、リフォームしやすい工法であるが、規格サイズで組み立てる工法(プレファブ工法、2×4工法など)だとリフォームの自由度に限りがあります。2. 窓が多くて家具が置けない
「採光を多く取り入れたい!」と思うが故によくありがちな失敗です。3. LDKに階段があるために夏・冬のエアコンの効きが悪い
LDKに階段なんて一見お洒落な空間と思われますが、設備計画をきちんと計算しておくことです。4. 開放的な吹き抜けだが、冷暖房の効率を真剣に考えておけばよかった
最近よく見られる、吹き抜けのある間取り。建てる前に熱効率を考える必要があります。5. 2階の洗濯機を回すときに揺れる音がうるさい
「防振吊木」といったような、上階の振動を低減するものがあります。家を建てる際に気になるところは設計者に伝えましょう。6. マンションから一戸建てに引っ越したら寒くてたまらない
マンションに比べて一戸建ては断熱性に多少劣るので、覚悟しておくことです。7. 雑草が生えてくるので、庭の手入れに疲れた
庭の手入れは一戸建ての醍醐味ですが、苦痛になるようであれば枕木や砂利を敷いたりして工夫してみては。8. 土地が狭く、隣家との距離が気になって大きな声も出せない
これは建ててしまってからはどうしようもないこと。狭小の敷地に家を建てる場合、近隣を視野に入れた間取りの工夫が必要です。9. 階段が思ったより急で狭い。物がぶつかりキズがつきやすい
図面上の寸法では感覚がつかみにくいところがあります。実際に今使っている階段や身の回りの寸法を測って、図面と見比べることが大事です。10. 玄関のアプローチは狭く、完成予想パースとは大違いだった
パースなど目からの情報はあまり信用してはいけません。実際に体で感じる情報が大切です。11. ゴミ当番があるとは思わなかった
あるところもあります。今は環境の時代ですからね。ゴミ分別の当番などは入居前に調べておくことです。12.駐車場が想像以上に狭くて、何回も切り回す
駐車場の出入り予想は、建てる前のチェック項目です。13. 窓が多くてカーテン代が意外とかかった
建てた後の諸費用も事前に考えておかなくてはいけません。不動産取得税などもかかりますよ。14. 建物のプランを変えていく度にお金がかさんでいった
基本仕様が決められている住宅メーカーではよくあることです。それを踏まえた上でプランを考えなければなりません。15. 外構は建築費と別だとは知らなかった
一般的に、建築工事と外構工事は別です。入居してから「○○だと思っていたのに……」「こんなはずじゃなかった」とならないためにも、自分たちの意見をまとめておくことをおすすめします。日々の生活の中で気がついたことや思ったことをプランの中に生かして、満足の高い家づくりを実現しましょう!
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