住宅メーカー・依頼先選び/住宅メーカー・依頼先選びのポイント

家づくり講座4:依頼先選びのポイント(2ページ目)

家づくりにおいて重要な選択のひとつ「依頼先」。選び方を間違えると納得した家づくりは期待できません。自分達はどんな家でどんな生活をしたいのかをイメージして選択していくことが大切です。

佐川 旭

執筆者:佐川 旭

家を建てるガイド

住宅FC(フランチャイズ)


ハウスメーカーと工務店の特長を併せ持ったのが“住宅FC”。
商品開発や広報活動を行う本部機構と加盟店(地元工務店)で構成され、ハウスメーカーの強かった技術力・商品開発力・信用力・資材調達機能に、工務店の強かった施工力・地域密着力・責任施工・小回りのきくメンテナンスを取り入れたシステムです。
住宅FCの家は、プランまで決めて商品化しているものと、部材や独自の工法は同じであるがプランは自由設計で行っているものとがあります。
メリット ・本部が大量に仕入れ、また生産した質の高い商品や材料を安価で安定して購入できる。
デメリット ・グループ内の統一性が優先され、加盟店独自のアイデアが制限される。
・仕入金額が安いという理由だけで、指定外の材料を使用することなどに制約がある。

ハウスメーカーも建築家と提携


デザインなどの付加価値への要望に応えるため、建築家と提携して注文住宅を展開しているハウスメーカーです。今までのハウスメーカーだと、規格型プランというイメージが強いのですが、建築家のデザイン力を取り入れて、施主参加型の打合せで要望を聞きながらプラン、デザインを提案していきます。
メリット ・ハウスメーカーが大量に仕入れる商品や材料を安価で購入できる。
・間取りプランに自由度がある。
デメリット ・工法に制約がある場合がある。
・使用する材料などに制約がある。
・建築家によって作風がかわるため、合う合わないがある。

設計コンペを行うプロデュース会社


施主と建築家を近づける動きとして、複数の設計者を施主に紹介し、その複数の案を施主に選定させるコンペをプロデュースする会社です。建築家に頼みたいが、敷居が高い、または誰に頼んでいいかわからないといったことから、建築家との出会いの場をつくっています。インターネット上で応募を募っている会社が多いようです。
メリット ・気に入ったプランを複数の中から選べる
・インターネットを使うことにより、やり取りが楽にできる。
デメリット ・CGなどを使ったプレゼンと実際に建てた家とではギャップがある。
・デザイン重視のところがあり、コストが予算オーバーしてしまうケースが多い。



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