住んでみてからでないと気付かない不具合も多々あります。 |
トラブルは早期発見!早期補修!
建物はメンテナンスをすることで長く快適に住むことができ、急な故障による余分な出費も抑えることができます。日常的な「清掃」はもちろん、数年から十数年おきに行う大規模な「補修」は欠かせません。サッシや網戸のほこりを落としたり、雨樋の詰まりを直す「清掃」は、自分で行えば費用はさほど発生しないでしょう。問題は「補修」です。外壁の塗り替え、屋根の葺き替え、壁紙の張替え、さらには給湯器やガスコンロ、便器などの設備機器の取替えも含まれます。特に構造体に関わる補修は、住まいの耐久性や安全性を左右しますので、定期的にチェックし、トラブルの早期発見、早期補修が重要です。
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10年間で100万円程度は必要
「補修」には費用も結構かかります。建物の立地、構造や使用部材にもよりますが、10年間で100万円程度みておいたほうがよいでしょう。その額は、年月が経つにつれ増えていきます。毎年コツコツ積み立てるか、必要なときに貯金などを取り崩すか別にして、予め想定しておくことが大切です。費用がないために補修を先延ばしにしていると、住み心地が悪くなったり、建物の傷みがひどくなってコストが余計かかったりします。【関連記事】
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