コストダウンはランニングコストまで含めて考える
コストを下げるには一般に建物の形状の単純化、仕様機種の変更、流通の合理化があります。これらは全体を予算内で収めるための工夫です。しかし仮に予算内で収まったとしても、使い勝手を損ねるような減額案は浮かばれません。また、ランニングコストがかかりすぎてしまっては、コストダウンとはいえません。ランニングコストのことも考慮して、コストダウンを考えていくことが大切です。※ランニングコスト・・・建てた後にかかる維持費。例えば、電気代、冷暖房費、メンテナンス費用
それでは、コストダウンには具体的にどんな方法があるのか見ていきましょう。
コストダウンにつながる25のキーワード【1~10】
【1】シンプルライフ | 必要なものだけを収納し、1年を通して使わないものは捨てる。 シンプルに暮らすことを心がけましょう。 |
【2】再資源化 | 耐用年数の長い材料より、再利用可能な材料を選ぶと良いでしょう。 |
【3】落葉樹の植栽 | 庭には1本の広葉樹を植えて下さい。 (夏:日射を遮る 冬:日射を得る) |
【4】外構計画は自分で | ホームセンターなどで資材を購入し、子どもと一緒になってガーニングをします。樹木の生長と共に親子の絆を深めましょう。 |
【5】南北通風 | 間取りを考える時は、採光よりも風の通り道を考えましょう。 |
【6】モジュールの統一 | 基準寸法は910mm・1820mmです。窓やドアなども寸法がバラバラで特注品を使わないようにすれば、コストを抑えることができます。 |
【7】階高を抑える | 木材の長さは、3m・4mです。この範囲内で階高を決めて下さい。市場に出回っている寸法を利用しましょう。 |
【8】施工体制 | 工務店に設計・施工の両方を頼むのではなく、第三者(建築家など)を入れて下さい。監理が行き届き、建物の耐久性が増します。 |
【9】近所の工務店 | 長いお付き合いとなるのでフランチャイズの工務店より、近所の工務店の方が良いでしょう。経費も安く抑えられます。 |
【10】見積り比較 | 予算内でどうしても収まらない時には、もう1社相見積りをとって比較することでより金額の内容が見えてきます。 |
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