庭造り/庭造りの基礎知識

エクステリア・外構計画を考える(2ページ目)

生活を豊かにするのは、空間や便利な設備機器ばかりではありません。建物周囲のエクステリアや外構計画をどうつくるかもとても大切で、特に植物は人間の心に安らぎとうるおいを与えてくれます。

佐川 旭

佐川 旭

家を建てる ガイド

住宅だけでなく、公共建築や街づくりまで手がけるベテラン建築家。

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敷地に対して建物の配置をどう考えているか

市街地の宅地は土地がそれ程大きくとれないので、中庭を設けてそれを囲むように建てるとよいでしょう。


 
庭がない少しでも土地を
まとめて庭をとる
少しでも土地を
まとめて庭をとる



夏の遮へい(特に西日)、冬の室内受照の工夫と対策

・夏冬の日射の調節はヤマボウシやヒメシャラなど、落葉樹の中木を利用します。落葉樹は、夏は葉が生い茂り、冬は葉が落ちるので日射量を調節しやすいのです。南側は夏の太陽高度が高いので、建物と樹木の樹冠の位置の関係は60°を目安とし、東西は低めに抑えます。

・西側は落葉性のツタ類を這わせ、日射の緩衝帯として利用するとよいでしょう。場合によっては常緑のツタでも良いでしょう。


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