タワーマンション/タワーマンション・高層マンション選び

実録!DINKSのためのタワーマンション評価1(3ページ目)

DINKSにも関心の高い「タワーマンション」。住み心地はどうなのでしょうか?百聞は一見に如かず、ガイド大久保が実際に超高層マンションに住んてみての体験レポートをご報告します。

大久保 恭子

執筆者:大久保 恭子

これからの家族と住まいガイド

1、拠点性について
――楽しく暮らせる街かどうか

湾岸エリア
超高層マンション群の湾岸エリア。周辺には開発前からある工場や倉庫も点在しています
湾岸エリアの先駆けとなった超高層マンションのひとつで、当時は賃貸マンションでは最高の高さを誇りました。湾岸エリアはもともと、工場や倉庫の跡地を再開発したものがほとんどです。都市計画上の制限からいえば、工業地域、準工業地域と考えられます。

したがって、このエリア(豊洲や晴海は別として)はそもそも、人が住むために必要なショッピング施設や病院、学校、公園などを中心とした街づくりは過去にはなされていません。超高層マンション建設の際に、新たに最低限必要な生活施設、スーパー、クリニックなどを備えた複合的な再開発によりできた新しい街がほとんどです。

当マンションの1階には24時間スーパー。2階には保育施設、医療施設、指圧・マッサージ店が入っています。隣のビルのセブンイレブンも利用できます。便利ではありますが、人の住む街としての歴史に裏打ちされた情緒や人間臭さとは無縁の街です。半面何のしがらみもなく、あっけらかん、さっぱりとした街といえます。

1日の大半を都心のオフィスで忙しく過ごし、私的生活時間の短い方々には利用価値の高い街といえるでしょう。


次回は、「共用部分の居住性」についてレポートします。お楽しみに!
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