田舎暮らし/田舎暮らし・スローライフ情報

あの日に帰れる故郷の夏祭り(2ページ目)

日本各地に残っている故郷の夏祭り。豊かな自然の中で、温かな人と人の触れ合いができるノスタルジックなイベントです。祭の中に飛び込んで、あの頃の自分にもう一度帰ってみよう。

堀江 康敬

執筆者:堀江 康敬

田舎暮らしガイド


暗闇の海面に浮かぶ灯籠:8月15日/長崎県島原市
竹とワラで作った精霊船に、切子灯篭を飾り付けた島原独特の精霊流し。市内数ヶ所の流し場から有明海に流す。厳かな読経の中、静かに岸辺を離れ、静かに暗闇の海面に浮かぶ姿は美しくも物悲しさをおぼえる。
島原精霊流し

千人の女性が誘う幻想の世界:8月15~16日/熊本県山鹿市
奉納灯籠の飾り付けで始まり、女性だけによる艶やかな「千人灯篭踊り」で最高潮に達し、上がり灯籠でクライマックスを迎える。15日が花火大会、16日が千人灯篭踊り。熊本夏の三大火祭りのひとつ。
山鹿灯籠まつり

愛らしい狐の化粧と可愛いしぐさ:8月15~16日/大分県姫島村
鎌倉時代後期に全国に流布した念仏踊りが発展したものといわれ、島の最大の娯楽行事として継承されている。子供たちによるユーモラスなキツネ踊り、青年男女によるアヤ踊り、銭太鼓、女性による猿丸太夫などが踊られる。
姫島盆踊り


豊作の願いと神への感謝を込めて:8月11日/鹿児島県市来町大里
約400年の歴史をもつ素朴で勇壮な民俗踊り。鹿、虎、牛、鶴など動物をかたどった巨大な張子の行列に始まり、琉球王行列、大名行列、薙刀行列など様々な行列物が続く。大里地区の600人近い青壮年が全員参加で運営にあたっている。
市来の七夕踊
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