田舎暮らし/田舎暮らし・スローライフ情報

失敗しない田舎暮らし/教育編

学校が遠くて通学が大変では?授業の現場は大丈夫なの? 田舎暮らしでちょっと気になるのが子供の学校。今回はガイドの隣に暮らしている、ご夫婦と子供たちの意見を参考に田舎の教育のメリットをピックアップ。

堀江 康敬

執筆者:堀江 康敬

田舎暮らしガイド

昔の田舎の子供たちはタフであり生活力もあった。都会暮らしと比べて家族と一緒に過ごす時間が長い。それだけ農作業や野菜の収穫などの手伝いもしっかりやらされるし、ニワトリやヤギなどの世話も任されたりしていた。また地元の大人たちが全員で面倒を見ていたこともあり、その地域の動物や植物のことも実によく知っていたものです。
田舎暮らしで気になる子供の生活と教育。今回は、私の隣に暮らすH家(ご夫婦+小学生二人+保育園児一人)の実践的ご意見をお聞きしててみました。果たして、現代の田舎暮らしの家族たちはどうなのか・・・


田舎の通学

  • 都市部と比べて学区が広く、公共交通の便が悪い性もあって学校までは毎日歩いて通ってます。片道約40分程かかりますが、ご近所のお友だちと待合せをして集団登校をしていますから、あんまり心配はしていません。
    もう少し大きくなったら部活や塾などの送り迎えも必要になるでしょうね。移住する時はこのへんの確認と覚悟もいりますね。(お母さん)

  • ちょっとアナログですが、体力と根性をつけるためにはちょうど良い通学環境じゃないでしょうか。確かに季節によっては辛い思いをするかもしれません。しかし、そこは子供たちと話し合って納得させる必要もありますね。(お父さん)

  • 雪が降っている時、学校に行くのが好き。楽しくてきれいだから。この前は校門に着いたとたん雪が降り始めたので、ちょっとガッカリ。(Mちゃん)

  • 学校の帰りに友だちと寄り道するのが好き。「マイ虫カゴ」をいっぱいにするんだ。この前はカエルの卵を隣のおばさんに見せたらビックリしていました。(Yくん)



田舎の教室

  • 都会と比べ、生徒に対して先生の数が多いのが恵まれているというか。とても家族的な雰囲気で、子供のためにはこれが一番良いと思っています。子供を介して先生とのお付合いもスムーズにいっていますよ。(お父さん)

  • だいぶん先の話しですが、高校や大学への進学がちょっと心配ではあります。教育ママにはなりたくないんですが、都会に比べて回りが夢中じゃないし熱くない。小・中学校でしっかり育ってくれれば、親としてはアドバイス程度に止めて後は本人まかせといったところです。(お母さん)

  • そんな先のこと、わかりません。(Mちゃん・Yくん)


田舎のPTA

  • お祭や一斉草刈りなどの地域行事に積極的に参加するようにしています。おかげでご近所に顔見知りが多い。雨の日の学校帰りに車で送ってもらったり、急用で自宅に居ない時にはお隣に預かってもらったりと、皆さんでPTAをやってもらっています。(お母さん)

  • 運動会や子供会のイベントでは地域のお年寄りを多く見かけます。悪さをする子供がいたら、しっかり怒鳴り上げてくれるんですね。これが良い。それに都会と比べて田舎では大人も夢中になるので、子供もつられて一生懸命になるようです。(お父さん)

  • 区の夏祭りにはお父さんがチャンバラ(縞の合羽と三度笠“ガイド註”)の格好で、お母さんが近所のおばさんたちとフラダンス(ココナッツブラとパウスカート“ガイド註”)で舞台に出ました。ちょっと恥ずかしかったけど二人とも嬉しそうでした。(Mちゃん・Yくん)


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