田舎暮らし/田舎暮らし・スローライフ情報

うらやましいぞ!特区で選ぶ田舎暮らし(2ページ目)

規制緩和をすることで、地方の個性を輝かせる「特区」。どぶろくを、カブトムシを、英語を旗印に、日本の田舎が独自の魅力を競い合っています。

堀江 康敬

執筆者:堀江 康敬

田舎暮らしガイド


久留米カブトムシ特区(福岡県久留米市)

・市内の酪農家が家畜の排泄物を活用したカブトムシを飼育し、保育園・小学校への無料配布事業を継続して実施。年間15,000匹程度の幼虫・成虫を寄贈。
・特区認定後、市内の小学校、幼稚園、保育所等を中心に、首都圏にも約15,000セットを無料配布。
・配布により、子供たちの自然への関心と心の教育の醸成を促し、地域社会・学校・家庭の情報交流などの連携を図ることで、地域が一体となった青少年健全育成活動に取り組むきっかけとなった。
*詳細はココで>>酪農総合研究所

◆この特区に住めば、ファーブル先生になれる!
あの頃に戻ってカブトムシの飼育をしてみませんか。プレゼントすれば近所の子供たちは大喜びだし、飼育後の堆肥で栽培した野菜は美味しいとか。一石二鳥の昆虫博士です。

小豆島・内海町オリーブ振興特区(香川県内海町)

・地元企業が地域資源であるオリーブ栽培に取り組み、小豆島産オリーブの果実・葉等の原材料を確保し加工。
・企業5社の農業参入により、遊休地を有効利用するとともに、オリーブによる官民一体となった町づくりを促進。
・今後は、小豆島産オリーブを使った新しい加工商品の開発、オリーブによる景観形成や環境美化、収穫・搾油等の体験学習を取り入れた、グリーンツーリズムの導入を予定。
*詳細はココで>>小豆島からのおたより

◆この特区に住めば、パスタの達人になれる!
小豆島のオリーブオイルは、ピュア、エキストラヴァージン、ガーリック・チリなど種類が豊富。アルデンテを島づくりのオリーブオイルでパスタ三昧。これはもう、クセになります。


風を感じる北のまちづくり・札幌カーシェアリング特区(北海道札幌市)

・自動車の所有から共有という、脱マイカーの発想をもとにカーシェアリング事業を実施。新規事業者が参入し、平成18年までにステーション11ヵ所、車両台数18台を整備。
・自動車利用の一方式として認知度が高まり、車所有についての考え方を見直す契機や、環境問題についての市民意識が向上しつつある。
・商店街の活性化に向けた、一つのきっかけづくりとなっている。
*詳細はココで>>風を感じる北のまちづくり・札幌カーシェアリング特区

◆この特区に住めば、エコロジーの達人になれる!
環境に優しい新しいコミュニティづくりに参加しましょう。地球の温暖化防止、二酸化炭素の削減、交通渋滞の緩和など、車をシェアすることはゆったりと暮らすことです。

安心して働ける街さっぽろ特区(北海道札幌市)

・公共職業安定所と民間職業紹介事業者が共同で、再就職を目指す中高年齢者や女性を対象とする、職業紹介サービスをワンストップで提供。
・民間職業紹介事業者を活用して、セミナー・カウンセリング・職業紹介までを一体とした就業支援事業を実施。
・離職、再就職時における、健康保険・年金等の手続きに関する相談業務を実施。
*詳細はココで>>安心して働ける街さっぽろ特区

◆この特区に住めば、セカンドライフの達人になれる!
移住地で仕事を探したい人に便利なワンストップ窓口。自分の技術を生かしたい、新しい職場を見つけたい。団塊世代の田舎暮らしの頼もしい助っ人です。

特区は、特定の地域だけに全国一律の規制とは違う制度を認める仕組み。そして、その成功事例を全国的な規制改革に波及させ、国全体の経済を活性化させるものです。

次回は「特区で選ぶ田舎暮らし」の、どぶろく編です。岩手県遠野市からスタートしたどぶろく特区は全国展開へ。果たして、各地の農家が腕まくりして作り上げた濁り酒の味は?

*写真は全てイメージです
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