青春時代がよみがえる、フジ髭
顎髭のみで口髭は無し。下唇の中心に向けて三角に整え、顎のラインに沿ってだんだん顎先に向かうスタイル。顎の部分がポイントになり、顔の輪郭を変えることができます。確か、映画「セブン」でブラッド・ピットがひと癖ありそうな役づくりで、無精髭風にやってましたね。彼の影響で若者たちの間で、ブラビ髭がちょっとしたブームになったとか。フジ髭は本来、ヒッピー的な自由奔放なイメージを与えるタイプの髭だったとか。再び自由を手に入れたご同輩!あの頃に戻って、いかがかな?
◆ブラッド・ピットの髭を見てみる>>Brad Pitt Biography Page from WebFantasy.info
ジタンが似合うゲンスブールの無精髭
前出までの髭のスタイルは、伸びだした髭をいかに無精髭に見せないか、が狙いでもあります。しかし、無精髭を意識的に伸ばすケースもあるんですね。フランスの作曲家、作詞家、歌手、映画監督、そして俳優の、セルジュ・ゲンスブール(Serge Gainsbourg)。場末のキャバレーのピアノ弾きからスタートし、かのブリジット・バルドーと浮き名を流し、ジェーン・バーキン(先頃、来日しましたね)と結婚。娘のシャルロットとデュエットで曲を出す……。不良オジサンのイイトコ取り人生を全うした男です。
無精髭を残しつつも、剃るための髭剃りをブラウンに造らせました。正確に0.5mm(記憶によると)残るようなシェーバーを開発させて、それで毎日ヒゲを整えていた?のだ。その気障さ、そのこだわりがたまりませんな。無精髭は大抵の場合、意図的にだらしなさを演出する髭。ゲンスブールのよれよれファッションもご参考に。
ちなみに、ガイドが使っているゲンスブール仕様風シェーバーは、やはりブラウンの「cruZer3」。トリミング・アタッチメントで髭の長さをミリ単位(1.2mm・2.8mm・4.4mm・6mm)でアレンジすることができます。最近ではこだわりの無精髭風スタイルを簡単に作り出せる「無精ヒゲスタイラー」も登場。どうやら無精髭も、やっと社会的地位が上がってきたようです。
◆ゲンスブールの髭を見てみる>>a tribute to Serge Gainsbourg
ガイドの髭ズラ人生は、20代から始まりました。たった一度だけ剃り落としたことがあります。(いつだったかは内緒です)「男の髭は、獅子のたてがみ」とまでは言いませんが、その時はもうヘナチョコ状態でした。まるで、スクランブル交差点にパンツ一枚で立っているような心境。私にとって髭は、ポパイのほうれん草でした。
田舎暮らしをする。というフリーダム宣言は、あなた自身の髭を解放するということ。「しかし、女房の視線が……」。その時はスッパリと剃り落とす。ドンマイ、ドンマイ、時期を見て再チャレンジしましょう。男の髭は一生不滅なんですから。
次回の田舎暮らしのダンディズムは、Gパン(ジーンズではない)+Tシャツにこだわる予定です。
関連サイト
◆3D版/自分に似合う髭をシミュレーションしたい人はココで>>ヒゲチェン
◆手描き版/自分に似合う髭をシミュレーションしたい人はココで>>Pet Moustache
◆髭の総合的な情報を知りたい人はココで>>髭スタイル
*写真提供:EyesPic