収納場所を決めよう
モノの特性がはっきりしたら、それに合わせて収納場所を検討しましょう。基本は、- 使う場所の近くにしまう
- しまうスペースに使用頻度によって優先順位をつける。
- 家族みんなで使うモノは、使いやすいように共有スペースにしまう。
- 個人のモノは、所有者がはっきりわかるので個人のスペースにしまう。
すべてのモノをそれぞれ使いやすい場所に収納することができればいいのですが、収納スペースには限りがあるため、使用頻度の高いモノを優先します。毎日或いはよく使うモノは、使う場所の近くで、手が届きやすく出し入れのしやすいように収納します。下の表は、高さ別に収納しやすいモノを分類していますので収納場所の参考にしてください。
高さと収納の関係 参考:松下電工 |
収納スタイルを決めよう
キッチンの収納例。 資料:松下電工キュビオス |
このように、モノの形態やご自身の使い勝手、部屋での見え方などを考えて収納計画をたてていきます。収納スタイルにはそれぞれ特徴がありますので、それを踏まえて計画をたてるとよいでしょう。
形態に合わせた収納スタイル
モノには重い、軽い、柔らかい、硬い、長い、丸い、しわが出来やすい等の特徴があります。収納には吊るす、掛ける、たたむなどいくつかのスタイルがありますので、モノの形態や収納スペースにあわせて収納方法を選択しましょう。収納スタイルとモノの形態 |
隠す・見える収納スタイル
収納スタイルには隠す収納と見える収納があります。隠す収納、見える収納の特徴を考えてスタイルを選びましょう。例えば、オープン棚による収納は、モノをすぐに取り出せるのでキッチンでもよく使います。しかし、ともするといろいろなモノがあって雑多になりがち。見えるところの道具や収納グッズは、インテリアスタイルにあうかどうかよく考えて選ぶとよいでしょう。このごろは、ガラスを半透明にした扉もあります。外から中の様子がなんとなくわかりながら煩雑に見えず、見た目もオシャレなので人気があります。隠す・見える収納スタイルの特徴 |
最後は戻す!
使ったあとに戻さなかったり、違う場所に戻したりすると、収納計画も台無しになってしまいます。収納場所に目印をつけるなどしてきちんと元の場所に戻すように心がけましょう。また、収納計画をたてた人以外は、収納場所を知らないということもよくあります。特に、薬や工具、裁縫用具やカメラなど共有で使うものについては、家族みんなが収納場所を知っていないと見つからない、戻せないということになります。ご家族で収納場所を検討されるとよいかもしれませんね。いかがでしたか。「捨てる」「決める」「戻す」ができるとお部屋もすっきりと整うだけでなく、モノを探す手間も省けて家事や仕事などがはかどります。片付いた部屋だと、素敵なインテリアコーディネートの案も浮かんでくるでしょう。しっかりと収納計画をたて、快適で効率よく過ごせる部屋を目指してくださいね。
【関連INDEX】
収納の基礎知識→各部屋の収納計画のポイントや注意点などがあります。
【関連リンク】
収納→オールアバウトの収納のサイト。収納情報が網羅されています。役立つ収納グッズなどの紹介もあります。
本田弘美の収納道場→洋服やキッチン小物の収納アイデアが満載です。モノの特性に合わせたいろいろな収納テクニックが見つかります。
松下電工収納の基本→家全体の収納計画について考えたサイト。