インテリアコーディネート/季節に合わせたコーディネート術

夏こそオシャレな観葉植物でセンスアップ

夏には花より観葉植物で潤いを。人気グリーンショップ【FUGA】にお邪魔して、人気のある観葉植物の種類と手軽な楽しみ方を伺ってきました

執筆者:鈴木 理恵子

部屋に花や緑があると潤いがあっていいですね。でも暑い時には切花を長く持たせるのは難しいもの。そんなときこそ部屋に観葉植物を置いてみてはいかがでしょう。今回は、青山にあるグリーンショップ【FUGA】にお邪魔して、人気のある観葉植物の種類と手軽な楽しみ方を伺ってきました。

シャープな植物をオブジェに

観葉植物
すっと伸びた茎が印象的なグリーン。これだけで十分お部屋のアクセントに。ヤシの鉢とあわせているのでちょっと野生的な印象にもなります。
ショップで最も人気があるのが、右の写真の【ストレリチア・ジャンセア】という観葉植物。すっきりと伸びた茎がスタイリッシュな印象ですね。背は1700mm前後まで高くなりぱっと目を引くので、部屋のアクセントとして購入する方が多いそうです。形はシンプルですから鉢との組み合わせで、モダンスタイルにもアジアンや和風のスタイルにも合わせられる植物です。

日射を好みますが日陰にも強く他の植物に比べて丈夫です。水遣りは月に一度くらいと手入れのしやすい種類です。また、葉がなく茎が広がらずに上にすっと伸びますから、ソファ脇の狭い場所にもおススメです。

アジアンスタイルには大きめ葉を

観葉植物
名前のとおり熱帯雨林を思わせる姿。グリーンの鉢がセラドン焼きのイメージで、上品なアジアンスタイルに合いそう。
熱帯雨林を思わせる葉の大きな観葉植物やヤシ類は、エキゾチックなアジアンスタイルによく似合います。少し前は、バナナの葉を思わせるオーガスタなどに人気が有りましたが、葉が痛みやすいという欠点がありました。

葉が大きな観葉植物の中でショップからのおススメは、お手入れしやすい右の写真の【アンスリウム・ジャングルキング】。アンスリウムというと赤い花を思い浮かべますがこちらは葉を楽しみます。鮮やかなグリーンに少し波打った大きな葉が特徴です。

葉は大きいのですが背丈はそれほど高くはならないので、大きめのものが必要ならば、鉢を細長いものにして高さ感を出すとよいでしょう。この植物も日射を好みますが比較的日陰にも強く、水遣りも回数は少なめとお手入れは容易です。

細かな葉は優しい雰囲気に

穏やかで優しい印象のインテリアにしたいのであれば、細かい葉を持つ観葉植物がおススメです。細かな葉の植物で人気があるのが右の写真の【エバーフレッシュ】。ネムノキの一種なので夜には葉が閉じ朝には開きます。生きているのが実感できて可愛い植物です。

癖のない植物なので鉢との組み合わせでいろいろなインテリアスタイルに対応できますが、優しいナチュラルインテリアや和風のインテリアなどによく合います。樹形を活かした背の高いものから小振りのものまでありますから、スペースや希望のボリュームにあわせて選んでいきましょう。

エバーフレッシュは水枯れしてしまうと葉が痛むので、水遣りのときにはたっぷりと。また、葉水も効果的です。
観葉植物
ホントに小さな葉のエバーフレッシュ。樹形を活かした大きな樹木もおススメです。鉢の裏にスポット照明を隠して葉に光をあてると木漏れ日のようになります。


小さなスペースには垂れる葉で存在感を

観葉植物
ペペロミアは種類が豊富なのですが、このアングラータはまだ流通が少なめだそう。
大降りの植物は置くスペースがないが、窓辺やテーブルにちょっと飾りたいときにおススメなのが、葉が垂れ下がるタイプの観葉植物です。スペースは取りませんが、下がり部分があるためボリューム感が程よく感じられます。

アイビーやポトスがお馴染みですが、ちょっと面白みを出したいときには、右の写真の植物はいかがでしょう。【ペペロミア・アングラータ】という名前で、線の入った小ぶりの葉につんつんと上に伸びている胞子が特徴です。個性を強調したいときには胞子をそのまま使い、もう少しシンプルな印象にしたいときには胞子を取り除いてしまってもよいでしょう。

こちらの植物はこまめな水遣りが必要になってきます。葉が乾燥すると痛むので葉水もたっぷりと与えてください。

次ページは観葉植物と一緒に考えたい鉢やカバーリング材についてご紹介します。
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