インテリアコーディネート/季節に合わせたコーディネート術

冬に備える暖かインテリアのヒント(2ページ目)

長い夜を楽しむ季節。子供も離れ、ようやく二人だけの暮らしになったころ、ゆったりとした部屋でのんびりと寛ぎたいもの。そんな熟年世代に方に向けて、暖かく快適にそして美しい冬インテリアのヒントをお届けします

執筆者:鈴木 理恵子

対策その1 布は重ねて

窓からの寒さを防ぐには、空気層を利用します。窓面をファブリックで覆うと、窓とファブリックの間に空気層ができ、空気層による断熱効果が生まれます。1重よりも2重、2重よりも3重と枚数を重ねることで、空気層も増え断熱効果も高まります。色や柄の組み合わせを楽しみながらファブリックを重ねてみてはいかがでしょう。

冬支度
左:バルーンシェードにドレープを重ねて。シェード+ドレープの組み合わせは、窓辺がもたつかずすっきりと見えます。右:レースにドレープonドレープ。こんな風に色を重ねて楽しむのもいいですね。寒さにも効果大。(画像:川島織物セルコン)

対策その2 布は窓より大きく

冬支度
床までのファブリックが冷気もれには効果的。上部もカーテンボックスで覆うと断熱効果もバッチリ!見た目もとてもきれいですね。(画像:川島織物セルコン)
空気層をきちんと作るには、ファブリックを窓より大きめに吊るとよいでしょう。腰高窓であっても、床まで吊るすと寒さを防ぐ効果がぐんと高くなります。特にソファ周りやベッドの近くの窓にはお薦めです。さらに、上部は天井から吊ったり、カーテンボックスなどを設けると、視覚的にも天井面がすっきりと高く見え、高級感もでてきます。

対策その3 布のヒダはたっぷりと

冬支度
ゆったりたっぷりのヒダは暖かさも美しさも生み出します。(画像:川島織物セルコン)
ファブリックは、厚みがありしっかりと織られたものが断熱効果Upになります。しかし最近は、窓の巾も大きくなり、カーテンのたまりの大きさが気になることがあります。そんな場合には、薄手でも密な織りのファブリックを選ぶとよいでしょう。

また、最近人気のあるフラットな吊り方よりもヒダをたっぷりと取ったほうが、ヒダとヒダの間に空気がたまるので、寒さ対策には役立ちます。また、見た目にもゆったりと豪華に感じられますよ。


次ページではソファ周りの寒さ対策です。
ソファは下も上もふんわり暖かく>>
  • 前のページへ
  • 1
  • 2
  • 3
  • 4
  • 次のページへ

あわせて読みたい

あなたにオススメ

    表示について

    カテゴリー一覧

    All Aboutサービス・メディア

    All About公式SNS
    日々の生活や仕事を楽しむための情報を毎日お届けします。
    公式SNS一覧
    © All About, Inc. All rights reserved. 掲載の記事・写真・イラストなど、すべてのコンテンツの無断複写・転載・公衆送信等を禁じます