アイテムの性質を把握して色配分
色の配分を考えるときに把握しておきたいインテリアアイテムの性質を挙げてみます。ソファーカバーだって大きくなれば印象も強くなります。また、こういったソファーカバーやクッションなどのファブリック類は変更も容易で、色柄、素材が豊富。季節で使い分けをしたい部分です。(画像:川島織物セルコン) |
インテリアアイテムの「どこ」に使うのかによって「分量」も変わってきます。
インテリアの中では、壁が一番広い面積になります。続いては床や天井。それから、窓が大きい場合には窓掛けも広い面積を占めます。家具も大きさによっては面積が変わります。壁いっぱいに作られた収納家具は広い面積になりますね。反対に狭い面積のものはクッションや花瓶などのインテリア小物類。これらも、個数を増やすことで面積を増やせます。
色を広い面積に配分すれば、当然その色の印象が強くなってきます。派手で強い色を広い面積に使うと、刺激が強く落ち着かなくなることもあります。色の強さを考えながら配分するといいでしょう。
【使用場所】
インテリアアイテムが使われている場所についても注意しましょう。目に付きやすい場所に置かれているアイテムは印象が強くなります。ぱっと目に入る壁面やカーテン、空間の中心にあるソファやクッション、家具などは目に入りやすく印象も強くなります。目に付きやすい場所にどんな色を使うのかも大切なことです。
【変更のしやすさ】
部屋は長く暮らす場所ですから、生活の変化に合わせた模様替えも必要ですね。色の配分をするときも、短期的、長期的な生活変化に合わせた色変更の可能性を意識しましょう。
インテリアアイテムの中で、変更は可能ですが、工事を伴うのが、床材、壁・天井材、ドアなど建具類、造作家具などです。家具や照明などは変えることができますが、一度購入してしまうと変えにくい部分でもあります。変更が容易なのは、クッションやテーブルクロス、ソファカバーなど。季節ごとに模様替えもできますね。また、カーテンも変更は比較的容易ですが、変更する機会が少ないのが現状です。
【選択可能な色】
インテリアアイテムによっては、選択できる色に限りがあります。例えば床材の場合、フローリングには、派手な赤や緑といった色は見かけません。反対にカーペットには、淡い色から、濃い色まで多様に揃っています。色を配分するときには、実際に商品としてあるものを選ぶ必要があります。
大きな面積となるのは壁、床、天井。カーテンも窓の大きさや吊り方次第では面積も大きくなります。(画像:川島織物セルコン) |
クッションは、小さな面積ですが、比較的視線に入りやすい部分にあるため、視覚的効果は大きいといえます。素材にもよりますが、ファブリックならば色柄の選択の自由もあり、かつ変更が容易な部分になります。
例えば右の空間のペパーミントグリーンに注目してみましょう。壁の一部とカーテン、クッションなどに配分しています。ペパーミントグリーンは薄い色ですが、分量を多く使っているのでほどよく印象に残りますね。 一箇所だけでなく空間に全体に少しずつ色を配分することで、空間全体にペパーミントの色が感じられます。
一方、模様替えのときには、変更に手間が掛かる壁面にもペパーミントグリーンを使っているので、この色を活かしたカラーコーディネートにするのか、あるいは壁面の塗装を考えるのか検討をする必要がでてきます。
こんな風にインテリアの性質と色の関係を踏まえた上で「どこ」に「どれ位の分量」を配分するのか考えれば失敗がありません。それと同時に、色をどんな風に使うのかも考えていきましょう。
まとめる?散らす?