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読書に最適! 視認性抜群の電子書籍リーダーKindle DX(2ページ目)

アップルが「iPad」を発表し、電子書籍リーダーが話題となっている。その走りとなったのが、米Amazon.comが販売している「Kindle」シリーズだ。Amazonは2010年1月に日本を含む100カ国以上で「Kindle DX with Global Wireless」を発売。筆者もKindle DXを試す機会を得たので、その使い心地について紹介していこう。

安蔵 靖志

執筆者:安蔵 靖志

デジタル・家電ガイド

フォントを埋め込めば日本語PDFファイルも読める!

Kindle DXにファイルを転送すれば、日本語のPDFも読める。ただし日本語フォントが内蔵されていないので、日本語PDFを読みたい場合は、Adobe Acrobatなどで日本語フォントを埋め込んだPDFファイルを生成しなければならない。このあたりは初心者にとってハードルの高いように思う。

初心者でもお薦めできるKindle読書の一つは、著作権保護期間の切れた文学作品を無料でダウンロードできる「青空文庫」をPDF化してKindleで読むことだ。「青空キンドル」という無料のサービスを利用すれば、青空文庫のテキストファイルを自動的にフォント埋め込みPDFに変換し、ルビ付きで読めるようにしてくれる。これをKindle DXのドキュメントフォルダーに転送すれば、快適な読書生活を送れるというわけだ。

青空文庫の無料電子書籍を「青空キンドル」で変換してKindle DXに転送し、表示したところ

青空文庫の無料電子書籍を「青空キンドル」で変換してKindle DXに転送し、表示したところ


小林多喜二「蟹工船」の出だしがハッキリと読めるのがお分かりいただけるだろうか

小林多喜二「蟹工船」の出だしがハッキリと読めるのがお分かりいただけるだろうか


Kindle DXは日本円にして約4万4000円程度だが、6インチディスプレイ(800×600ドット)を搭載する「Kindle Wireless Reading Device」なら259ドル(約2万3400円)で購入できる。月額料金はかからないので、青空文庫のほかに仕事のPDF文書などを電車内などで読みたいという人にもお薦めできるデバイスだ。


【関連リンク】
Amazon Kindle(英語)

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