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マルチメディア統合ソフト Nero 9 レビュー

「マルチメディア統合ソフト」として注目を集めている「Nero」。その最新バージョン「Nero 9」が発表されました。今回は、そのNero 9の特徴についてレビューしてみましょう。

阿部 信行

執筆者:阿部 信行

デジタルビデオガイド

「マルチメディア統合ソフト」として注目を集めている「Nero」。その最新バージョン「Nero 9」が発表されました。今回は、そのNero 9の特徴についてレビューしてみましょう。

ビデオ編集が簡単

▲Nero 9のパッケージ

マルチメディア統合ソフト」といわれて、ピンとこないユーザーもいるかも知れませんね。まずは、そのあたりから解説しましょう。

(株)Nero の「Nero 9」は、映像や写真、音楽データを利用し、これらのデータの編集やファイル変換、DVDビデオの作成、リッピング、各種メディアへのデータのバックアップなど、さまざまな用途に対応しているのが特徴です。

このように、マルチメディアのデータを目的に応じてさまざまに利用できることから、「マルチメディア統合ソフト」と呼んでいるのです。

Nero 9のカタログには、Nero 9の主要機能が次のように紹介されています。

  • ブルーレイディスクにも対応したライティング機能
  • ディスクコピー機能
  • 映像編集/オーサリング機能
  • 動画変換/携帯機器への転送機能
  • BGM付きスライドショーの作成/写真修整機能
  • 音楽データの編集/フォーマットの変換機能/オーディオCD・DVDの作成機能
  • AVCHDやハイビジョンに多ouした映像/音楽の再生機能
  • データバックアップ機能
  • YouTube、MySpace、MyNeroなどへのアップロード機能

このように紹介されています。もちろん、これは主要な機能で、このほかにもさまざまな機能があります。

実は、Nero 9は1つのアプリケーションプログラムではありません。Nero 9は、その機能に応じて約20本以上ものアプリケーションで構成されているのです。そして、利用したい目的に応じてアプリケーションを選択/起動し、作業を行うのです。

メインコントロールセンターが「Nero StartSmart」

Nero 9を構成するさまざまなアプリケーションを起動するメインコントロールセンター的なプログラムが、「Nero StartSmart」です。ここから、目的に応じてプログラムを起動し、作業を行います。

▲Nero 9を構成する各アプリケーションをコントロールする「Nero StartSmart」。

また、Nero StartSmart自身にもさまざまな機能が搭載され、映像や音楽などのマルチメディアデータを100%以上活用することができます。

Nero というと、古くからのパソコンユーザーにとっては、「ライティングソフト」というイメージが強烈に残っているかもしれませんね。もちろん、Nero 9にもライティング機能が搭載されています。しかし、現在のNero 9は、データをさまざまに活用するためのツールといった意味合いが強いソフトといえます。

そこで、当ガイドページのテーマであるビデオ編集機能を中心に、新機能を交えて機能をみてましょう。
 

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