動画撮影・動画編集/動画撮影、動画編集関連情報

動画ファイルを活用!携帯電話で動画を見る(2ページ目)

最近の携帯電話は、動画データを扱うのも標準になりつつあるようです。そこで今回は自分で編集したムービーデータを、携帯電話で見られるようにフォーマットを変換する方法をご紹介します。

阿部 信行

執筆者:阿部 信行

デジタルビデオガイド

携帯用の動画フォーマットについて

携帯電話で利用されている動画のファイル形式には、機種に依存したものから汎用性のあるものまでさまざまなタイプがありますが、汎用的なフォーマットとしては、「3GPP」「3GPP2」という2タイプが主流です。これらについて、ちょっと見てみましょう。

■3Gってなんだろう?
携帯電話などのモバイル端末で動画は遺品サービスを利用するためのフォーマットとして利用されているのが、「3GPP」「3GPP2」というフォーマットです。これらは、それぞれ「3rd Generation Partnership Project」(3GPP)、「3rd Generation Partnership Project 2」(3GPP2)という標準化団体によって定められた、国際標準のフォーマットなので、このように呼ばれています。

ところで、「3GPP」や「3GPP2」に対応した携帯電話を、「3G端末」などともいうのですね。この「3G」は「3rd Generation」のことですが、携帯端末など利用したネットワークを「第3世代の高速ワイヤレスネットワーク」といい、「3Gネットワーク」と呼んでいるのです。

■「3GPP」と「3GPP2」の違いは?
3Gネットワークには、「GSM」と「CDMA」という2つのネットワークがあります。3GPPは、このうちのGSM(Global System for Mobile communication)ネットワークに向けて開発されたものです。そして、3GPP2は世界第2位の3Gネットワークである、CDMA(Code Division Multiple Access)2000ネットワークに向けて開発されたものです。

したがって、利用する3G端末、すなわち自分の携帯電話が、どちらのネットワークをサポートしているかによって、利用できるフォーマットが異なるというわけです。なお、性能に違いがあるとうわけではありません。

■QuickTimeがベース
さて、3G端末で利用されるフォーマットの「3GPP」と「3GPP2」ですが、これらは、「MPEG-4」という規格に基づいたフォーマットです。そして、そのMPEG-4は、アップルのQuickTimeをベースにしているのです。したがって、QuickTimeプレイヤーでも再生が可能なのです。

ただし、全てのMPEG-4がQuickTimeプレイヤーで再生できるというわけではありません。実は、MPEG-4をどの規格団体が策定したかによって、さまざまなMPEG-4があるのです。詳しい話しは非常に複雑になるので避けますが、元祖MPEG-4とか純正MPEG-4はないのです。

ここでは携帯の動画フォーマットについてですので、とりあえず「3GPP」や「3GPP2」はQuickTimeをベースに開発されているということがわかればよいでしょう。詳しくは、アップルのWebサイトで確認してみてください。

余談ですが、DivXもMPEG-4をベースにしているのですよ。だからといって、QuickTimeプレイヤーではDivXの動画は再生できませんよね。このようなことは、MPEG-4の世界では枚挙にいとまがないのです。いずれ、本ガイドでもきちんと整理してみたいと思っております。

さて、今回は携帯電話ので動画利用についてご紹介してみました。今後も、携帯電話での動画利用については、ご紹介していきたいと考えています。
 

【編集部おすすめの購入サイト】
Amazonで人気のビデオ編集ソフトをチェック!楽天市場で人気のビデオ編集ソフトをチェック!
  • 前のページへ
  • 1
  • 2
※記事内容は執筆時点のものです。最新の内容をご確認ください。
※OSやアプリ、ソフトのバージョンによっては画面表示、操作方法が異なる可能性があります。

あわせて読みたい

あなたにオススメ

    表示について

    カテゴリー一覧

    All Aboutサービス・メディア

    All About公式SNS
    日々の生活や仕事を楽しむための情報を毎日お届けします。
    公式SNS一覧
    © All About, Inc. All rights reserved. 掲載の記事・写真・イラストなど、すべてのコンテンツの無断複写・転載・公衆送信等を禁じます