チェコ語という言葉
チェコ語には独特のアクセント記号がいくつかあり、その発音はむずかしいものが多いです
英語はプラハのホテルや高級レストランでは通じることが多いのですが、地元の人が通うようなローカルな居酒屋やショップなどではほとんど通じません。また、20~30代では比較的、話せる人が多いのに比べ、40代以上の世代は話せる人が少ないようです。地方都市に行くと、話せる人の割合はぐんと減ります。
チェコの治安について
プラハ城の衛兵。毎正時に衛兵の交代があり、とくに正午のものは見ものです
多くの場合、ドア付近で複数人のスリ集団が挟み込むようにして被害者の身動きをとれないようにし、その間に実行犯が鞄のなかを探るのが手口です。他のドアは空いているのに、一カ所だけ混んでいるようなときは、とくに注意を。
最近は発生件数が減ったものの、ほかにも偽警官による詐欺事件、路上両替による被害などが典型的です。
チェコでのスマートなチップの渡し方
レストランやタクシーでチップを渡す習慣が一般化しています。基本的には支払金額の10%をめどに、といわれています。しかし、厳密なものではなく、あくまで気持ちなので、たとえば670コルナの請求があったとき、700コルナを渡し、おつりを受け取らないようにするのがスマートかもしれません。クレジットカードで支払う場合、別途チップの金額を書く項目があり、自分で記入します。チップだけ現金で渡すケースもあります。
レストランでは量に注意
人気の居酒屋「黄金の虎」で使われているビアマット。料理もおいしいお店で、量もおつまみ感覚です
肉や魚などの主菜に、付け合わせをなににするかを聞かれることがあります。付け合わせは別途メニューに書いてあり、フライドポテト、マッシュポテト、ゆでたジャガイモ、ライスなどから選びます。小食な人はおなかがふくれる付け合わせを頼まない方がよいかもしれません。付け合わせがワンセットになっていることもあります。
チェコの水事情
チェコのミネラルウォーターには、発泡性、軽めの発泡性、普通の水の3種類があります。それぞれキャップの色がちがい、赤、緑、青という識別がされています(この区別はチェコ製のミネラルウォーターだけで、また例外もあります)。さらにレモンやオレンジ、洋なしなどのテイストが加えられた水もあります。これらは水といっても日本のスポーツ飲料程度の甘みがあるので、水のつもりで買うと驚くかもしれません。
水道水は硬水なので、合わないと感じる人もいるようです。
電気は電圧とコンセントの形状に注意
電圧は日本の100ボルトとはちがい、220ボルトです。日本から持ってきたデジタルカメラやコンピュータ、携帯電話の充電をする場合、電源アダプターが対応したものかどうか、事前に確認してください。対応していないものを使用すると、機械が壊れてしまいます。コンセントの形状も日本とは異なるので、「C型」と呼ばれる変換プラグのご用意を。
チェコの気になるトイレ事情
日本とは異なり、チェコのトイレは一般に有料のところが多いです。たとえば、地下鉄の駅、デパートやファーストフード店内のトイレも有料。金額は5~10コロナ程度です。ただし、観光スポットにある公衆トイレは、ほかよりも値段が高めに設定されていることも。レストランや居酒屋では、スタッフからトイレの鍵を借りる必要があるところもあります。個室にトイレットペーパーがあるところもありますが、窓口で係の人にお金を支払ったあと、壁に備え付けてあるトイレットペーパーを必要なだけ取って中にはいるところもあります。有料なだけのことはあり、全体的には掃除が行き届き、清潔なトイレが多いのも特徴です。