子どもを預けて働くために、いちばん必要なのは子どもたちをしっかり預かってくれる施設。その代表的なものが、保育園です。法律的には正しくは「保育所」ですが、特に東日本では「保育園」と呼ぶのが一般的になっています。このサイトでは慣例的に「保育園」と呼ぶことにします。
 

「児童福祉法」の最低基準を満たす認可保育園

子ども

まずは認可保育園を尋ねてみたい

現在、日本にある保育園には「認可保育園(所)」「無認可保育園(所)」の2種類があります。保育園の広さや保育士の人数配置については、「児童福祉法」という法律で定められた最低基準があります。この最低基準を満たしているのが認可保育園。満たしていない、あるいは満たしていてもあえて申請していない園が無認可保育園という区分けになっています。

子どもを初めて保育園に預ける時、まず最初に尋ねてみたいのは、この認可保育園です。最低基準を満たしていることが保障されているので、初心者でも安心できます。また、保育士さんたちもベテラン揃いなので、子育ての悩み、子どもの発育の悩みなどがあっても、教えてもらえることが多く、頼りになります。認可保育園に入るには、まず、住んでいる市町村の役所の子育てや福祉関係の窓口に行って申請します。

法律では、親が保育園を選んで入園させることになっていますが、特に都市部などでは保育園の数が少なく、希望していても入れない「待機児童」の数も多いため、必ずしも親の希望している園に入れるとは限りません。たいていの場合は、親が複数の希望する園を出し、その中で空いている園があれば、親の状況などから判断して必要度が高い人から順番で入れることになります。保育料は、世帯収入に応じて変わってきますが、0歳児の場合、最高で6~7万円程度になるでしょう。きょうだいがいれば割引制度もあります。

延長保育が長いなど頼りになる無認可保育園

認可保育園の場合、夜7時頃までしか延長がないところも多いため、親が働く時間にあわないこともあります。祖父母やシッターさんやヘルパーさんにお迎えを頼んで乗り切る事も出来ますが、どうしても乗り切れない場合、頼りになるのは無認可保育園。設備などで認可に比べて十分でないところもありますが、高い目標と愛情を持って一生懸命保育をしているところも多くあります。そんな園が見つかれば、働くママたちの強い味方になってくれることは間違いありません。保育料は世帯の収入に関わらず一律で、おおむね認可保育園よりも高くなりがちです。延長などで保育時間が長くなればなるほど、保育料も高くなりますから、働く時間と保育料との兼ね合いについても考えることが必要になってきます。

認可園、無認可園とも、実際に子どもを預ける前に、必ず下見に行き、園の雰囲気、子どもの様子などについてしっかりチェックしたいものです。保育園は子どもが1日の大部分を過ごす場所。駅に近いから、親が便利だから、という基準ではなく、必ず、子どもにとって良い場所かどうかを基準に選びましょう。

子どもを預けて働きたい!というのは、現在、多くの女性たちの願いです。仕事も、子育てもしっかり両する素敵なワーキングマザーでいるために、いちばん必要なのはいい保育園との出会いです。保育園はただ子どもを預けて働くための場所ではなく、子どもからしてみれば、家のかわりに長時間過ごす「生活の場」であり、親にとっては子どもを一緒に育ててくれる共同育児者でもあります。なるべく多くの情報を集め、とにかく子どもにとっていい保育園かどうかを基準に選んでいきたいものです。



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