育児中だからこそ面白い、育児マンガ。
1990年代に「育児をテーマにしたマンガ」はブームになってから、本屋の「育児書」のコーナーでは、常に一定の位置をキープする存在となってきました。
今回は、その中で「幼稚園ママライフ」を描いた『ママはぽよぽよザウルスがお好き』と、保育園ママとして奮闘中の様子を描いた『毎日かあさん』を、とり上げます。
青沼貴子氏『ママはぽよぽよザウルスがお好き(通称『ママぽよ』)』は、1990年代の前半に育児雑誌で連載され、育児マンガブームの火付け役とも言われるもの。
一方、『毎日かあさん』は、2002年より毎日新聞紙上にて連載中。西原理恵子氏初の育児マンガとして、注目を集めています。
次ページでは、ガイドがこの2作を読みくらべ、「ここ10年の育児観の変化」について考えてみたいと思います。
『ママはぽよぽよザイルスがお好き(1)子どもは怪獣だ!』
『ママはぽよぽよザイルスがお好き(2)ふたたび』
『ママはぽよぽよザイルスがお好き(3)みたび』
『ママはぽよぽよザイルスがお好き(4)よたび』
青沼貴子 幻冬社 各\1,260(税込)
『毎日かあさん(カニ母編)』
西原理恵子 毎日新聞社 \880(税込)