「知ったかぶりシリーズ」では相手の知ったかぶりを見破るためのキーワードを世の中にある用語辞典から探し出して提供します。ここで仕入れた用語をお店の店員さんや商談の相手にぶつけてみてください。知識レベルを計るよいバロメーターになりますよ。
さて、タイトルにある「MO」について、初めにちょっとウォーミングアップしてみましょう。
MOは87年に5.25インチの製品が登場し、次いで91年頃に現在のMOディスクの標準となった3.5インチの製品が登場しました。アメリカでは大容量記憶装置としてメジャーなのがZIPでしたが、日本ではMOが普及しました。容量は128Mから256M、640M、ついには1Gをも越えてしまいました。9.1Gってものまででてきてるんですよ、ご存知でしたか?
で、これは何の略だったでしょうか?「以前聞いたことがあるはずなのだが・・・」と思っても正確には覚えてないですよね。
●MOは「Magneto-Optical (disk)」 の略で光磁気ディスクと言われています。Mはmemoryではなく magnetoの略なんです。読み方は「エム、オー」。「モー」って言ったりしたらちょっと恥ずかしいのでしっかり覚えておきたいですね。MOとはレーザー光と磁気の両方を利用して情報を記録するメディアの総称でMDもこの仲間です。パソコンでは(?)大容量リムーバブル(可搬)ディスクです。
●じゃあMOの仲間のMDは?
これは皆さんの想像どおり「Mini Disk」の略です。同じMでも意味が違うんです。実はMDにもパソコン用記憶装置としてMDデータってのがあった?ある!のですが、これを知っているとちょっとマニアックです!
●MOのライバルZIPは?
これは知っていそうでなかなか知らないもの。周りの人に聞いてみてください。ほとんどの人が知らないはずです。それもそのはず、これは固有名詞ですので何かの略というわけではないのです。
●その他、記憶メディア関連の要チェック用語
・bit(binary digit)
コンピュータで使われる最小の情報単位で、記憶メディアにおいては、記録面(トラック)に作られた凹凸のことを言う。読み方は「ビット」。小文字で「b」と表記することもある。
・バイト(byte)
コンピュータで使われる情報単位。大文字で「B」と表記されることが多い。8bitで1バイト(B)。
・BPI(Bit Per Inch)
1インチの中に記録できるビットの数を示し、記録密度を表す単位。読み方は「ビー、ピー、アイ」
このあたりの言葉はよく出て来ますよね。「あーこういう意味だったんだ」と安心していただけたでしょうか?
これでは物足りないという方は、、、、