ボンボン育ち!お坊ちゃんの特徴や恋愛傾向とは?
坊ちゃん気質の恋愛傾向とは?
“ぼんぼん”とは、大辞林によりますと主に関西地方で言われる「ぼん(坊)」の、やや丁寧な言い方だそうです。良家の若い息子を、「育ちが良くて世間知らずだ」というニュアンスをこめて用いることもあるとか。ウイスキーボンボン、ブランデーボンボンなどの“ボンボン”も、「甘い人間=ぼんぼん」に由来するとか?(※嘘です! 「bonbon」はフランス語)。
勤勉な日本人は、苦労を知らない裕福な家庭のぼんぼんを「アマちゃん」と決め付けがちですが、それはまったくの妬み、というわけでもなさそうです。もちろん、中にはそうでない“ぼんぼん”もいらっしゃるでしょうが、育った家庭環境はその人の人格形成に大きな影響を与えるものですから、ぼんぼん特有の性格、恋愛傾向などがあることも確か。
そこで以下に、ぼんぼんに見られる恋愛傾向の気持ち良さ(快)と、庶民には不可解な(?)怪しさ(怪)について、ご説明いたしましょう。
坊ちゃん気質の恋愛傾向「人を信じやすい」
まず、分析結果のうち“快”=長所の部分から先にご説明しますと、ぼんぼんは「人を信じやすい」という傾向があります。幼い頃から周囲に大切にされ、可愛がられてきたぼんぼんは、人を疑うことを知りません。「騙され慣れていない」ということは、素直で純真で良いことなのですが、時に思慮が足りない、浅はかな判断をしがちなので要注意。また、「気前が良い」というのも、ぼんぼんの気持ちの良い性格の1つです。私の知り合いでも、誕生日に親からポルシェを買い与えられるようなぼんぼんがいます。彼は、時計や洋服など自分が必要なくなったものは、たとえ高価なものでも気前良く人にあげてしまう人。食事をする時も、何の躊躇もなく自分が支払うことに慣れていて、とにかく気前が良い。
坊ちゃん気質の恋愛傾向「飽きやすい」
人を信じ、気前が良い男性は、女性にとって素敵な恋愛相手です。ですからぼんぼんとの恋の始まりは、大方楽しいはず。だがしかし、です。恋愛が発展していくにつれ、短所が露呈されていくのもぼんぼん特有の傾向。たとえば、物や人(出会い)に恵まれているぼんぼんは、1つの物や1人の人に執着しない傾向があります。飽きたら次、という切り替えが早く、そこそこのビジュアルを兼ね備えたぼんぼんの場合、大抵が女性との交際サイクルが短い、と言えるでしょう。また、自分の思い通りにならないことに対し、我慢ならないというわがままな一面も強く表われます。ぼんぼんの中でも、家業を継がなければいけない長男の場合は親もそれなりに厳しく諭すため、比較的バランス感覚を備えているのですが、次男の場合はとくに顕著です。「自分は特別」という意識が強く、ひどい場合は女性に暴力を振るう人もいます。
プライドが高い反面、特定の女性には妙に甘えん坊だったり、マザコンの気が強いのもぼんぼんの特徴です。集団の中で誉められたり持ち上げられることが大好きで、恋人には「いい子いい子」されることに鼻の下を伸ばします。
坊ちゃん気質の彼と相性が良いのは対極の価値観を持った女性!?
ぼんぼんが心底惹かれる、相性の良い女性とは……?
しかし。ぼんぼんが心底惹かれる女性というのは、じつは自分と対極の家庭環境に育った女性であることが多いのです。つまり、不遇な環境で苦労をしながら、努力して生きている女性の輝きに弱い。ぼんぼんの“お金で測りがちな価値観”に対し、独自の価値観で本当に大切なものを知っている女性に、自分とは違う魅力を感じるのかもしれません。
また、貧乏だったり人に裏切られたりして苦労をしてきた女性は、人に対する猜疑心が強い人も多いもの。そんな女性にとって、ぼんぼんの人を信じやすい純真さや気前の良さは、とても魅力的に映るというわけです。
こうしたぼんぼんの恋愛傾向をよく表しているのが、シンデレラ物語。「マイ・フェア・レディ」や「プリティ・ウーマン」のように、シンデレラ・ストーリーが原点になっている映画が多いことも、それを裏付けています。
玉の輿を狙ってぼんぼんと付き合いたいという女性は、背伸びしてお嬢様のように振る舞ったり、見栄を張って価値観を合わせようとするのは逆効果。そんな女性は、ぼんぼんの周囲にたくさんいます。それよりも、シンデレラのような灰かぶり女に徹し、ぼんぼんの女性に対する概念を覆すような衝撃を与える存在になることが、ぼんぼんを虜にする有効な方法だと私は思うのですが。
【関連リンク】