「国際理解教育」が伝統。さいたま市立浦和高校

押されっぱなしの印象が強い公立高校も中高一貫校などで巻き返しをはかる

押されっぱなしの印象が強い公立高校も中高一貫校などで巻き返しをはかる

1940年設立の浦和市立高等女学校と、1943年設立の浦和市立中学校が戦後にそれぞれ高校となり、1950年に統合され浦和市立高校となる。2001年に浦和市・大宮市・与野市の合併でさいたま市発足により、現在の校名に改称。2007年に市立浦和中学校を併設開校、公立中高一貫校として新たなスタートを切った。

教育方針として「科学的にものを考え、正しくものを見て生活ができるようにする」「豊かな情操を培い、生活環境を健康的に、美的に創造することができるようにする」など6つを掲げ、努力目標として「学力の向上と進路指導の充実」「国際理解教育の推進」など8項目を設定。

「国際理解教育」は学校の伝統的な特色とえいる。1987年に公立高として日本で初めて中国への修学旅行を開始するなど国際交流を進めてきた。現在では、さいたま市の姉妹都市、アメリカ・ヴァージニア州リッチモンド市や中国・鄭州の高校との相互訪問をはじめ、ドイツ・アメリカ留学や、韓国・メキシコなどからの留学生受け入れ、韓国・モンゴルへの海外研修、部活動の一環でオーストラリア・メキシコ・スウェーデンへの遠征交流試合など、多彩な国際理解教育を実践。

部活動も盛んで、部員142人の男子サッカー部は全国高校サッカー選手権大会や国民体育大会などで何度も優勝を果たすなど、創設以来の強豪校となっている。このほか硬式野球部、陸上部、ハンドボール部、剣道部、外語部、吹奏楽部、美術部など各部が県・全国大会、コンクールなどで活躍。

自由で闊達な校風で、国際社会など広い分野にわたって興味・関心をもち、自ら学ぶ生徒に適した学校といえよう。