あの恋があったから今の自分がいる
梨花の波乱万丈の恋愛歴とそこで感じた素直な思いがつづられている。みんなに共通する哲学のない恋愛は、身をもって学ぶしかない。 |
でも、それは梨花がもっている強力な魅力と、恋を求める欲望の深さゆえの運命であり、通るべき道だったのだと思う。波乱万丈、悲喜こもごもの恋愛のすべてがあったからこそ、今のみんなに愛される30女の梨花はある。‘03年に、梨花自身が自らの恋愛経験を記した「Love Body」を読んで実感した。
もっとも世間を騒がせた“Jリーガーとの恋”について、梨花は、「彼との恋がなんだったのか、その意味を私なりに理解するには、ずいぶんかかった」とつづっている。マスコミに叩かれ、「梨花」って何かのか、「梨花」としてどうして行くべきなのか、私自身について、この仕事について、ものすごく考えさせられた恋だったと。
そして、その苦しみを乗り越えた時に、「どんな恋でも、あの恋があって、今の私がある」と思える時は必ずくると言えるまでになった。その後の梨花の成長と躍進は言わずもがな。