いいセックスをすれば、就職試験にも受かる?
江川さんの代表作。テレビドラマ化もされました。 |
あの言葉に改めて向き合ってみたいと思った折り、絶妙な出会いがあった。「東京大学物語」「源氏物語」などのヒット作を持ち、愛と性の開放について描き続けてきた人気マンガ家の江川達也さんだ。
「セックスできれいになるってホントですかね?」という私の突然のストレートな質問に、初対面の江川さんは一切ひるむことなく、独特のゆるい雰囲気でこう言った。
「もちろん。いいセックスに限るけどね。本当に気持ちのいいセックスをすると、男にモテだしてキレイになります。オレのデータによると、就職試験も合格したり、見向きもしない男も振り向くんだよ。その代わりチカンにもあっちゃうけど!(笑)」
ふわっふわっと笑いながらも確信をもった口調で語る。信じられないほど話が飛躍しているけど、そこには論理がある。
「本当によいセックスをして心身ともに開放されると、人間的にも魅力やフェロモンが出て、前向きになっていくので、あらゆる局面でモテモテになるんですよ」
ただし、そのセックスはそこらに転がっている「お手軽で、そこそこ気持ちいいセックス」じゃない。心身をすみずみまで開放してくれる、本当に気持ちいいセックスのこと。そして、それをしている男女はほとんどいないのではないか、と江川さんは言う。
では、本当に素晴らしいセックスってどんなもの?
次のページから検証してみます。