カフェ/東京・有楽町・銀座のカフェ

Pour cafe(プルーカフェ)…銀座一丁目

カフェで本格派の山形ご当地ラーメン「冷やしラーメン」が堪能できるという驚き。濃厚な魚介だしがひんやりと香ります。オリジナルのトッピングは、スープを凍らせた氷! 最後まで薄まらず、ぬるくならず。

川口 葉子

川口 葉子

カフェ ガイド

ライター、喫茶写真家。著書に『東京カフェ散歩 観光と日常』『京都カフェ散歩 喫茶都市をめぐる』(祥伝社)、『街角にパンとコーヒー』『東京の喫茶店 琥珀色のしずく77滴』(実業之日本社)他多数。雑誌、Web等でカフェやコーヒー特集の監修、記事執筆多数。Webサイト『東京カフェマニア』主宰。

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プルーカフェ

カフェで本格「山形ラーメン」の驚き

昭和通りに面した、真っ赤な扉のオープンカフェ……なのですが、入り口にはおよそカフェらしからぬ「山形冷やしラーメン」の立て札。下に書かれた「八七家」の文字は、いったい何のこと?

このPour cafeのオーナーは、かつては浦安でラーメンの屋台を営んでいたのです。八七家は当時の屋号。というわけで、さっそく名物料理「山形水ラーメン」(800円)を注文してみました。

山形のご当地ラーメンである「冷やしラーメン」をアレンジした、斬新にして完成度の高いラーメン。ユニークなトッピングは「だし氷」。単なる氷ではなく、だしを凍らせることにより、食べている途中でぬるくなったり薄くなったりせず、最後まできりっと冷たいおいしさが楽しめるのです。

(余談ですが、鎌倉の名店カフェ・ヴィヴモン・ディモンシュで初めてアイスコーヒーを飲んだとき、グラスの中にコーヒーを凍らせた氷が入っていることに感動しました。こちらも最後まで水っぽくならずに、おいしいアイスコーヒーを味わうことができます)

驚いたのは、このだし氷をあえてスープより薄めに作っているということ。
「もとが濃厚なスープなので、最後にこの氷が溶けて少しだけ薄まり、飲み干しやすくなるよう工夫されているのです」と店長さん。ただの氷では薄すぎる、スープと同じでは濃すぎる…というきめ細かなこだわりに脱帽です。

▼ラーメン評論家たちにも高評価。スープのこだわり。
プルーカフェ

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