「しっかり食べて飲んで、仕上げに夜10時からパフェをおいしく召し上がっていただけたら嬉しいですね。特に男性のお客さまに」と島袋シェフ。
「外では恥ずかしくて甘いものが食べられない、という隠れスイーツファンの紳士も、このカフェでなら、フレンチ流のスタンダードなパフェを召し上がる姿がさまになるはず。どうぞ格好良くお楽しみください」
ブーランジェリーとブラッスリーも併設
オーバカナルといえば、バゲットのおいしさも好評。高輪店には焼きたてパンの香り漂うブーランジェリー(写真上)が併設され、定番のパン各種や、シュトレンなど季節のお菓子が並びます。 誰でも気軽に楽しめるカフェの左手奥には、白いリネンのかかった美しいブラッスリーが設けられ、昼は3000円からのコース、夜は4500円からのコースと充実したアラカルトが揃っています。 |
ここから新婚旅行をスタートした二人も…
「昨日、大きなスーツケースを持ったカップルがいらしたんです」とギャルソン。
「なにげなく『ご旅行ですか?』とお訊ねしたら、これからヨーロッパに新婚旅行に行くのだけれど、まだ具体的な行き先を決めていないと。二人はオーバカナルの空気を楽しまれて『なるほど、フランスもいいね』とおっしゃり、結局フランスに旅立たれました。店にあったパリのガイドブックをお貸ししたので、帰国後にまたご来店になって、旅の土産話を聞かせてくださることでしょう」
日々、そんなエピソードが生まれていく空間。365日を通して、カフェは街角に小さな憩いとなにげない出会いをもたらしているのです。