心ゆくまで本のページをめくって、贅沢な休日
リゾナーレのホテル棟1階には、3000冊の書籍をそろえたブックス&カフェがオープンしています。あえて旅先で何もせず、時間を忘れてホテルの良さを心ゆくまで楽しむことを選んだら、こんな素敵なブックカフェで静かにページをめくって過ごしてはいかがでしょう。 ここでは、カフェラテやハーブティーのカップを手に、購入前の本を読むことができるのです。コーヒー好き、本好きの人間にとっては、これが天国でなくてなんでしょう!
ライフスタイルの本、自然の本、写真集、絵本
「休日をのんびりお過ごしいただく場所ですから、リラックスタイムのための本をたくさん揃えています」
にこやかに話してくれたのはスタッフの石垣純子さん。その言葉通り、書架には自然の四季をとらえた美しい写真集や、生活雑貨の本、お料理の本、旅の本、アートの本、雑誌や絵本など、一日じゅうカフェで過ごしても飽きない、魅力的な書物が集められています。
そのなにげないセンスの良さには心が躍ります。たとえば、ある棚にディスプレイされていた4冊。『人はかつて樹だった』(長田弘)のとなりに、『夢見つつ深く植えよ』(メイ・サートン)と『一日一日が旅だから』(メイ・サートン)、『本についての詩集』(長田弘・選)。
『人はかつて樹だった』は東京の書店でもよく見かける名作ですが、八ヶ岳の風景の中を移動してきたあとで、この静かなブックス&カフェに座ってページをめくると、頭の中のスクリーンに浮かんでくる色がひといろ、違うように感じられます。詩集におさめられた1編『森のなかの出来事』はこのように始まります。
過ぎた年月が隠れている。
日の光と雨の滴でできた
一日が永遠のように隠れている。