アーティストを迎えて
2005年4月末、白金高輪駅から歩いて1分の場所にある人気ブーランジェリーのすぐ隣に、白い外観のカフェがオープンしました。これまでカフェらしいカフェのなかった魚藍坂界隈で、早くもカフェラテ休憩に、ランチに、ワインを飲みながらの夕食にと、さまざまなシーンで人々に活用されているようです。
ふっと視線をひきつけるエントランス上の印象的なモティーフは、ニューヨーク在住のアーティスト、ジョンポール・フィリピ氏によるデザイン。彼は米国バーニーズ ニューヨークの店舗装飾を手がけるミューラル(壁画)アーティスト。2004年秋にオープンしたバーニーズ ニューヨーク銀座店の建築プロジェクトにもたずさわり、日本でも一躍名前を知られるようになりました。
そのジョンポール・フィリピ氏をカフェのクリエイティブディレクターに迎え、前衛的なスパイスを加味しながらあたたかみのある空間が創られました。店名はその彼の名を冠してCAFE J-P'。
CAFE J-P'がコンセプトに掲げる「ニューヨークビストロカフェ」は何を意味するのでしょうか?
それは人種のるつぼ、ニューヨークをイメージさせる無国籍でヘルシーな<ワールドフード>。健康志向のビストロ(家庭料理)スタイルで、界隈で働く人々やご近所の人々のやすらぎのキッチンを目指しています。