コンビニグルメ/ソフトドリンク

森永乳業『牛乳にまぜよう』

栄養があるのはわかっていながら、苦手な人が多いのが牛乳。そこで牛乳メーカーの森永乳業から出たのが『牛乳にまぜよう』。いちご味とバナナ味の2種類が発売されました。さっそく牛乳にまぜて試飲してみました。

久須美 雅士

執筆者:久須美 雅士

コンビニグルメガイド

ミルメークの最大のライバル登場か!?

牛乳の栄養価は誰もが認めるところ。給食に必ず添えられているのも当然でしょう。ところが、お腹がゴロゴロする、味やにおいがイヤなど、牛乳を苦手にしている人も多いかと思います。

そこで、少しでもおいしく、飲みやすくする方法として、おなじみの『ミルメーク』(大島食品工業製)は誰もがご存じだと思います。この手の牛乳調味品としては、ほぼ独占状態だと思います。


森永乳業 牛乳にまぜよう いちご味
ところがこの春、牛乳メーカーでもある森永乳業から、『牛乳にまぜよう』という牛乳調味品が発売されました。いちご味です。いちご果汁入りです。

森永乳業 牛乳にまぜよう バナナ味
バナナ味もあります。こちらもバナナ果汁入りです。

森永乳業 牛乳にまぜよう 個包装
個包装です。おなじみホモちゃんのイラスト入りです。牛乳プリンのようにバリエーションはありません。

ミルメークとの大きな違いは、一般的なミルメークが粉末(見たことはありませんが、液体のミルメークもあるらしい)であるのに対し、液体のポーションタイプであることです。混ぜやすさを考えると液体のほうが良いですが、運搬を考えると粉末のほうがよいでしょう。ここから考えると、『牛乳にまぜよう』は、給食用ではなく、家庭用であることがわかります。

ミルメークは1袋(8g)当たり31kcal、牛乳にまぜようは、いちご味(22g)で47kcal、バナナ味で50kcal(22g)になっています。

味・量は幼児向けか?

森永乳業 牛乳にまぜよう いちご味 でき上がり
いちご味のでき上がりです。牛乳は140mlが適量と書いてあります。この写真は140mlの牛乳にまぜた状態です。このグラスはビールのおまけに付いていたもので、小ぶりのものです。この量は、ビールだったら乾杯の一口で終わってしまう量(笑)です。

味も甘め、フルーツ感も高く、牛乳の量を合わせて考えると、幼児から小学校低学年向けの商品といえるのではないでしょうか。
 

牛乳が子どもの発育に適していることはわかりますが、その入口でつまずいてしまっては、牛乳嫌いの子どもが増え、牛乳の消費拡大にもつながりません。そこから考えると、この『牛乳にまぜよう』は牛乳メーカーが牛乳の消費拡大を図るための秘策といえるでしょう。


森永乳業
大島食品工業
牛乳に相談だ。(社団法人中央酪農会議)
日本の酪農(社団法人中央酪農会議)

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