コンビニグルメ/インスタントラーメン

日清食品『カップヌードル リフィル』(2ページ目)

環境問題が声高に叫ばれる今日この頃です。カップヌードルにも容器の再使用が可能な新製品『カップヌードル リフィル』が発売されました。今回は、調理方法の説明と、今後の展開について考えてみたいと思います。

久須美 雅士

執筆者:久須美 雅士

コンビニグルメガイド

セッティングから調理終了まで

セッティング完了
カップにあけた状態です。具が見えています。つまり、リフィルの中では底に具が来るように入っていたわけです。だいぶ力を入れて中身を移したのですが、麺は完全に底には沈んでいないようですので、前ページの不安は杞憂でありました。

お湯を入れて待機中
お湯を入れた状態です。フタもプラスチック製で付属しています。フタには表裏があり、調理時とカップの移動・保管時で使い分けます。

できあがり
でき上がりです。もちろん味も普通のカップヌードルと同じです。ただ、お湯の量を普通のカップヌードルより多めにすることができるので、スープがしょっぱいと思う人は、お湯を多めにしたほうがいいでしょう。

私もお湯を多めに入れましたが、いつもはしょっぱくて飲めないスープを全部飲むことができました。

今後の展開を考える

今回この『カップヌードル リフィル』を購入したときに気になったことがあります。コンビニでリフィルだけを販売していたのが1店舗しかなかったことです。今後安定してリフィルが供給されなければ、せっかく購入したカップが無駄になってしまわないでしょうか。

そこから考えたのがパソコンのプリンターの詰め替えインクのような『消耗品ビジネス』への発展です。現在、リフィルとして販売されているのはオリジナルのカップヌードルとシーフードヌードルだけですが、同じ規格で他社からも詰め替え用リフィルが発売されると、食べる側にとってはバリエーションがたくさんあってうれしいと思います。

逆に、リフィルのサイズに合わせたカップがパソコン(IBM互換機)のように、サードパーティから販売されるかもしれません。ここまでくると、カップと中身は完全に分離し、カップ麺もハードウエア(カップ)とソフトウエア(中身)を自由に組み合わせて楽しめるようになるでしょう。

袋麺時代はドンブリと中身が別というのが当たり前だったので、カップと中身が分離すること自体はあまり驚くことではないでしょう。それよりも『カップと中身は一体である』というカップ麺の常識を破壊したのが、カップ麺を開発した日清食品ということが一番の驚きではないでしょうか。

カップヌードルリフィル専用サイト
日清食品

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