味覚…『格差社会』の始まりか?
今年の缶コーヒーは『濃く甘く』か『ブラック無糖』の両極端だった気がします。特にUCCとJTは多数のブラック無糖コーヒーを販売しました。このブラック無糖コーヒーブームは1992年カネボウフーズ『ベルミー・カフェエクリュ』に始まるブームの再燃かと考えましたが、前述の『棲み分け』の結果、UCCもJTも得意分野に収まったと考えたほうがよいのでしょうか。また、そろそろ甘さに飽きてきたこと、景気が良くなって仕事が忙しくなったため、のんびり甘いコーヒーを味わうよりも、気持ちを引き締めるために無糖コーヒーを飲みたい人も増えてきたのでしょうか。


容器とパッケージ・・・容器のバリエーションは少なく
![]() | |
パッケージで特筆すべきはキリンファイア『挽きたて工房』でしょうか。よーく見ると文字の位置が違っており、1商品につき各3パターンあります。ニュースリリースによると、『出来たて出荷をイメージさせる、缶の素材を生かした手作り感あふれるデザインに仕上げました。むき出しの缶にラベルを貼っただけのシンプルなデザインにより、より品質を訴求していきます』とのことです。あまりにも違いが微妙すぎて困っておりますが。



味と製法…コーヒーも鮮度が大事
これはキリンファイア『挽きたて工房』が今年の一番でしょう。製造工場でコーヒー豆を粉砕後、24時間以内に抽出するという、JT『ルーツライブアロマ』がとっているph値調整に比べるとストレートな手法をとっています。コーヒー豆は焙煎直後から豆の酸化が始まりますので、喫茶店やコーヒー豆販売店などコーヒー豆を扱うところでは、豆の酸化は一番気を使う部分であります。


懸賞…地デジ対応品もありましたが
2006年も『おまけ』の1年でした。どうしてもゲットしたいという懸賞が少なかったのは2005年同様です。『ジョージアナンバーチャレンジ』が復活したのはうれしかったですが、組み合わせ数が以前のものよりはるかに多くなり、必ずゲットできる物ではなくなりました。また、ワンセグテレビの画面サイズ、ポスターだと5インチくらいに見えるのですが、実は3.5インチで、画面に見えるところ全部が画面ではなかったのです。おまけに当初ネットオークションでは5万円くらいしましたが、5万円出すと東芝の録画機能付き携帯ワンセグテレビ『Gigabeat』が買えてしまったんですよね。(ちなみに、ジョージアのワンセグテレビも東芝製でした)

宣伝…シンジラレナ~イ!
まずはダイドー『D-1』。北海道日本ハムSHINJO選手をCMキャラクターに起用し、前代未聞の『引退記念缶』まで出してしまいました。もう一つ面白かったのがサントリー『ボス』ですね。トミー・リー・ジョーンズが『宇宙人ジョーンズ』として地球の調査を行っているわけですが、ボスは『働く男の相棒コーヒー』というキャッチフレーズなので、何かしら仕事(アルバイト)をしています。
