最近は『パッ缶』になっている缶詰がほとんどで、缶切りを使って開ける缶詰はペットフードくらいしかありませんが、時には缶切りを使わないと開けられない缶詰もあるかと思います。そういえば、先日のフジテレビ『トリビアの泉』にて『缶切りは缶詰めが発明されてから48年後に発明された』というトリビアがありました。当時はノミと金槌を使ったり、銃で撃ったり(!)して缶を開けていたという話でした。

銃で開けるのは大げさだとしても、日本で『缶切り』という道具はなぜか進歩がありません。缶の縁に歯を引っ掛けて押し引きして開けるタイプが一般的ですが、うまく開けるにはコツが必要だったり、切子が缶の中に入ったり、切り口で手を切ったりと、誰でも使いやすいとは言えず、また、衛生的とも言えません。電動式もありますが、日本の家庭には大げさすぎます。

そこで紹介するのが『トッパー缶切り』です。イギリスで発明された手回し式缶切りです。我々が知っている缶切りとは全然形が違います。「本当に缶切りなの?」と思われる方もいらっしゃることでしょう。



どうやって使うかといいますと、取っ手の反対側にある銀色の小さな円盤を缶の縁に引っ掛けて、取っ手をグルグル回します。たったそれだけです。中身が出ないように缶を片方の手で支える必要がありません。このまま持ち上げることも可能です。



こんな感じで開けられます。普通の缶切りはフタの内側を切りますが、トッパー缶切りは缶の縁を横から切っていきます。結果として、缶のフタがそのまま缶のフタとして使えます。切り口も鋭利でないので、指を切ってしまうこともありません。



このトッパー缶切り、ユニバーサルデザインという観点からも優れている道具と言えるでしょう。老若男女、力のあるなし、経験のあるなしにかかわらず誰でも簡単に缶を開けることができます。初めて使ったときは『セーラー服と機関銃』の薬師丸ひろ子さんではありませんが、本当に『カ・イ・カ・ン』でありました。今までの缶切りがいかに原始的な道具であったかがわかります。ぜひ一度使ってみてください。

このトッパー缶切り、ネット通販で購入できます。『トッパー缶切』で検索してみてください。私は『クロワッサンの店』や東急ハンズで購入しました。
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