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缶入り紅茶の有名ブランド定番商品はなぜできない? フォーションの缶紅茶

アサヒ飲料からフォーションの缶紅茶が発売されました。紅茶といえば有名なブランドがいくつかありますが、どうして定番となる缶紅茶が無いのでしょうか。過去の商品から原因を探ります。

久須美 雅士

執筆者:久須美 雅士

コンビニグルメガイド

今年の春からアサヒ飲料がフォーションの紅茶飲料を取り扱うことになりましたが、9月からは缶入りとペットボトル入り紅茶も販売になりました。フォーションとは、フランスの高級食材商として有名な店です。金色の缶に入った紅茶の茶葉をご覧になった方も多いかと思います。



紅茶というと、フォーションのほかにも有名紅茶商はたくさんあります。紅茶といえばやはりイギリス。缶入り紅茶飲料もいくつか販売されています。有名ブランドだったら、定番商品として継続されて販売されるのが当たり前だと思ってしまいますが、なぜか取り扱う飲料メーカーがコロコロ変わります。まずは、有名ブランドの缶入り紅茶飲料の販売者がどのように変化していったかを確認してみましょう。

●トワイニング

トワイニングといえば片岡物産。ギフト用としてわずかですが缶入り紅茶飲料も出ていました。今年からはJTがトワイニング紅茶飲料を販売するようになりました。


左:片岡物産、右:JT(日本たばこ産業)


●ブルックボンド

1990年ごろは宝酒造、それから明治乳業、ポッカと販売者が変わっていきましたが、ポッカはネスレとの提携でネスティーを販売するようになり、ブルックボンド缶紅茶は販売されなくなりました。イギリスのブルックボンド社はユニリーバに吸収されてリプトンと同じグループになっています。日本においても、リプトンジャパンとブルックボンド輸入元の日本紅茶が合併し、BBLジャパンという会社になっています。


左:宝酒造、中:明治乳業、右:ポッカコーポレーション
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