さて、エコナという油ですが、花王のサイトを見てみましたら、ジアシルグリセロールというのが主成分だそうです。今までの食用油(主成分はトリアシルグリセロール)は十二指腸で分解されてから小腸で吸収後、再度油として構成され体の脂肪となってしまうそうなのですが、エコナは小腸で吸収されても油には戻らず体内で燃焼されるので、脂肪として体内には残らないのだそうです。
カレーで油分というと、オリエンタルカレーが固形ルーを作らない理由というのを思い出しました。固形ルーだと融点の高い油を使わざるを得ず、それが健康上問題となった時期があったため、敢えてフレークにこだわっているとの話でした。そういえば、某格闘家が「体温で溶けない油は摂らない」ということで、肉は食べずに魚しか食べないという話をテレビで見たこともありますので、私自身あんまり気にはしていないのですが、食事での油分というものは気をつけるべきものなのですね。
実は今までエコナという油がどのような特徴を持っているか知らなかったので、今回の『カレーライト』は低カロリーのレトルトカレーと思っていましたが、エコナの特徴を見ると、どうもそうではないようです。そんな事を念頭において、試食してみました。