『そばめし』は、昭和30年代に神戸の下町にあったお好み焼き屋で始まったメニューだそうです。神戸下町メニューというと、UCC上島珈琲の『UCCオリジナルコーヒー』も神戸の下町で飲まれていた『ミルコー』(ミルクコーヒー)が起源という話もあります。(神戸とか横浜とか函館とか長崎とか、港町の名前が付くと何でもおしゃれに聞こえますね。私の住む新潟市にも港があって、前記の港と同じく幕末開港五港の一つなんですが、どうしておしゃれな街だと言われないんだろう?)
今まで家庭用そばめしというと、ニチロ製品のような冷凍食品(他社からも出ているようです)、ヒガシマル醤油からは生麺とソースのセットが出ていましたが、この秋に永谷園から『そばめしチャーハンの素』が発売されました。私が入手したのは写真のソース味とバーベキューソース味の2種類でしたが、永谷園のサイトを見ると、もう2種類(カレーソース味、ピリ辛ソース味)あるようです。チャーハンの素にそばが入っていて、家で炊いたご飯と炒めて作るようになっています。
永谷園といいますと、『お茶漬け海苔』『松茸のお吸い物』『あさげ・ゆうげ』等のロングセラー、『おとなのふりかけ』や『マグカップでおしゃれなケーキ・モコモコ』等のヒット商品をほぼ毎年生み出しているメーカーです。そのようなメーカーがそばめしを手がけると、どのような仕上がりになるかというのも興味がありました。また、ネーミングが『そばめし』ではなくて『そばめしチャーハン』になっているということも、ちょっと気になっていました。