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銀座カリーやオリエンタルカレーがこんな食品に! あのカレーがこんな商品に

有名カレーとのタイアップというと、ファミリーマートの『ボンカレーパン』がありますが、他社のカレーもタイアップ商品ができました。さて、どこのカレーがどういう食品になったでしょう?

久須美 雅士

執筆者:久須美 雅士

コンビニグルメガイド


2001年8月18日のCloseUp!でボンカレーパンを紹介した時に、最後に「他社のカレーでもカレーパンができないかな」と書きましたが、それが現実になってしまいました。敷島製パン(パスコ)から出た『銀座カリーパン』です。明治製菓のレトルトカレー『銀座カリー』をカレーパンにしたもので、味は銀座カリーそのものです。写真は中辛ですが、辛口もあるそうです。
 ボンカレーパンの二番煎じではありますが、対抗してこういう商品を出してしまうのは、アイディアマンとして有名な明治製菓商品企画部の曲梶哲也氏(銀座カリーのページにも登場。テレビのカレー特集でも紹介される)がいらっしゃるからでしょう。

ところが、銀座カリーパンより驚いたのが、フリトレーから出た『オリエンタルマースカレーコーンスナック』と『オリエンタルマースハヤシコーンスナック』です。パッケージもオリジナルのマースカレーやマースハヤシそのまんまです。


オリエンタルカレーは名古屋に本社のあるカレーメーカーです。現在はハウスやエスビー、江崎グリコ等のカレーメーカーに押されておりますが、かつては即席カレーというとオリエンタルカレーでした。オリエンタルカレーの特徴として、現在では一般的な固形ルーではなく、昔ながらのフレーク状であることが挙げられます。固形ルーでは融点の高い油を使わざるを得なく、それが健康上問題となった時期もあったため、敢えて現在もフレークで販売しているそうです。

また、オリエンタルというと思い出すのが、1960年代から70年代に放送されたMBS毎日放送制作の『がっちり買いまショウ』です。江崎グリコの提供だったと記憶されている方が多いと思いますが、初めはオリエンタルが提供でした。夢路いとし・喜味こいし師匠の「7万円・5万円・3万円運命の別れ道!」というセリフが懐かしく思い出されます。お買い物ゲームの時間切れ直前の金額合わせに買うものはオリエンタルマースカレーでした。

再びオリエンタルカレーが脚光を浴びたのは、数年前にブリキのおもちゃコレクターで有名な北原照久氏の監修でオリエンタル人形が復刻されたのがきっかけではないかと思います。これに昨今のレトロブームも重なり、一時期スーパーから姿を消したオリエンタルカレーが雑貨店等で販売さるようになったり、今回紹介したようなスナック菓子も発売されました。最近の激辛カレー物と違い、昔ながらのマイルドな辛さのカレーコーンスナックは食べやすくおやつや酒のおつまみに最適です。懐かしの味をぜひ味わってみてください。

敷島製パン(銀座カリーパン) - http://www.pasconet.co.jp/product/ginza/ginza.htm
オリエンタルカレー - http://www.oriental-curry.co.jp/
※記事内容は執筆時点のものです。最新の内容をご確認ください。
※メニューや料金などのデータは、取材時または記事公開時点での内容です。

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