カップヌードルの誕生は日清食品のサイト「ラーメンわーるど・なぜなぜタウン2丁目」(http://www.nissinfoods.co.jp/ramen/package/)に詳しい経緯が掲載されていますが、インスタントラーメンを日本だけの商品にとどまらせず、国際的商品にしたかったこと、「フォーク・ナイフの文化圏では箸も丼も使わない」という食文化の違いなどがカップヌードル誕生のきっかけであったと記されています。確かにテレビCMを見てもヤカンは出てきますが、箸や丼は出てきませんね。
このように食文化研究的にも興味深いカップヌードルですが、このたび、発売30周年記念商品として、1988年発売の『カップヌードル・ビアンコ』と1991年発売の『カップヌードル・ブタホタテドリ』が復刻再発売されました。
上記写真が復刻限定版を購入したときの集合写真(笑)です。ビアンコとブタホタテドリだけかと思いましたら、ローソンでは『チキンヌードル』『ビーフヌードル』『みそ』もいっしょに売っていました。ちなみに、チキンヌードルは1981年、ビーフヌードルは1987年、みそは1992年に発売されたそうで、過去に販売されたカップヌードルシリーズは全部で47種類とのことです。
この5種類のうち、どうしても味を思い出せなかったのが『ビアンコ』でした。ということで、今回はこれを食べてみることにしました。『ビアンコ』とはイタリア語で『白い』という意味。イタリア料理のイメージで作られたようです。パッケージもよく見ると、ロゴも緑と赤のイタリアンカラーが使われています。