夏、冷たい飲み物を家で飲むとすると、日本人はやっぱり冷たいお茶でしょう。ヤカンで麦茶を煮出し、冷やして飲むのは、夏ならではの楽しみでしょう。でも、いちいち煮出すのは面倒くさいので(以前勤務していた会社では、会社の電気ポットに麦茶の素を投げ込んで煮出していた女子社員がおりましたが…)、最近では水出しの麦茶や烏龍茶を使って飲む方も多いと思います。昔は水出し麦茶はあんまりおいしくありませんでしたが、最近はおいしい物が多くなりましたね。

もう一つ冷たいお茶というとアイスティーが思い浮かびます。ギンギンに冷房が効いた喫茶店でレモンを浮かべたアイスティーを飲むのはいいものです。でも、家でアイスティーを作りおきすると、すぐに白濁してしまいます。これは『クリームダウン』と呼ばれ、紅茶の成分のカフェインとタンニンが結合して白く結晶化してしまうからなのです。クリームダウンを起こさず、美しい水色(すいしょく)のアイスティーを作ることは、紅茶愛好家にとっては永遠のテーマでもあり、いろいろな手法や器具が考え出されています。


そこで見つけたのが日東紅茶の『水出し紅茶』です。紅茶で水出しというのは初めて聞きましたが、日東紅茶のサイトによれば1992年の発売だそうです。今まではストレートティーとアールグレイティーだけでしたが、今年からレモンティーも発売になりました。作り方は水出し麦茶と同じく、麦茶ポット(こういう名前なのだろうか?)にティーバッグを入れて1~2時間でできあがります。クリームダウンはゆっくり紅茶を冷やすと激しく出ると言われていますが、この紅茶は真っ白になるほどのクリームダウンを起こさず、きれいな水色を保ちます。時間が経っても「ちょっと濁ったかな」という程度です。

最初に試してみたのが新発売のレモンティーです。水出しでレモンの味がするのか?と思いながら作って飲みましたが、あら不思議。ちゃんとレモンの香りと味がします。ガムシロップを入れて甘くして飲むのもいいですが、ガムシロップを入れないと、さっぱりしてなかなかイケます。お茶好きの私(ジュースばっかり飲んでいるように思われるが、そんなに飲んでいない)にとってはなかなか良い商品です。

もう一つのアールグレイティーも飲んでみました。アールグレイティーというのは、紅茶にベルガモットという柑橘類で香りを付けたフレーバーティーの一種です。慣れない人にはちょっと癖のある香りかもしれません。紅茶もいろいろ飲んでいますが、このアールグレイは香りが弱いかなと感じました。でも、アールグレイ初心者にとっては、これくらいの香りがいいのかもしれません。

缶ジュース売り場ばっかり見ていて、インスタントコーヒーや紅茶の売り場にあまり立ち寄らない私でありますが、今回の『水出し紅茶』は意外な発見でありました。麦茶や烏龍茶ばかりではなく、アイスティーもぜひ一度試していただきたいと思います。私、この夏はずっとこのアイスティーで過ごすことでしょう。

日東紅茶(三井農林) - http://www.nittoh-tea.co.jp/nittoh/
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