日本人が経営するロサンゼルスで人気のカフェ「アマンディーヌ」の 豊島竜太社長にお話を伺いました。
日本人だけではなく、現地の人々から、愛されるケーキ作りとはどんなものなのか?
また日本とアメリカでは、どのような違いがあるのか?
ケーキ作りやお店に対する情熱を伺いました。
1.国境を越え愛されるケーキの理由
2.ロサンゼルスにお店ができるまで
3.食材のこだわり&困難な食材購入
4.未知なる可能性を秘めるカフェ
以下
*黒文字「アマンディーヌ」豊島竜太社長
*青文字「洋菓子ガイド」下井美奈子
2002年8月22日です。1年を過ぎて急にお客様が増えましたよ。
何か広告などされましたか?
広告もしましたがあまり効果がない(笑)。どちらかというと、くちコミで増えましたね。
お客様は1年前は日本の方が多かったようですが、最近はアメリカの方が多いですよね?
そうですね、着実に増えていますね。これもくちコミでしょう。
アメリカの方に好まれるように、何か工夫されていることはありますか?
まずアメリカのケーキをそのままアメリカらしく作ってもしょうがないと思っています。
私達が甘すぎると思うようないわゆるアメリカナイズされたケーキを作るつもりはありません。
それよりも、アメリカになじみのあるケーキやパンの質をより高くして「本当に美味しいもの」に仕上げることに力をいれました。
たとえば「あんぱんや惣菜パンは、アメリカにないから、作れば売れるのではないか?」という意見もありますが、それは食に関して 目新しいものを受け入れにくいアメリカ人にとって、魅力的な商品ではないのです。
アメリカのハンバーガー屋で例をあげるとIn-N-Outでは、商品数は少なくスタンダードのものしかありませんよね?
でも、「冷凍品はつかわない」「安心できる材料しか使用しない」という品質のよさで売っているのが、顧客の心をつかんでいるのだと思います。
誰もやっていないものを作るのではなく、今あるものを美味しく作るのが私達のコンセプトです。
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「ロサンゼルスにお店ができるまで」についての対談
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