4月1日はポワソン・ダブリル(ポアソン・ダブリル)

~ポアソン・ダブリルのお菓子~

ポアソン・ダブリルのお菓子

4月1日は、皆様もご存知のエイプリルフール(April Fool)です。

この日は軽いいたずらで嘘をついても許される日として、お馴染みですよね。

もともとは、April Foolは「だまされた人」を意味して、4月1日はApril Fool's Dayと称されます。

このエイプリルフールには色々な説があります。

旧約聖書で語られるノアの箱船の話の中で、ノアは洪水が収まってきた頃、陸地を探すためにハトを4月1日に飛ばしますが、結局陸地にたどり着けずノアの所に戻ってきます。この説をもとにこの日はハトのように無駄なことをさせられるという云われが起源という説。

古代ローマのお祭りで、ローマではこの日だけは主人が奴隷に仕え、道化師が聖職者になるという立場を反転する催しが行われたといいます。その時身分の高い人が座る席に道化(FOOL)を座らせたことから、Foolの日になったという説。

またフランスではこの日のことをポワソン・ダブリル(Poisson d'Avril)と言い、ポワソン(ポアソン)は「魚」、ダブリル(ダヴリル)は「4月」で、「4月の魚」を意味します。

4月1日にもなると、魚をかたどった魚肉のムースを食すこともあります。またお菓子のお店では、魚をかたどったチョコレートが美しくデコレーションされ店頭に飾られます。

どうしてこのように「4月の魚」という呼び名になったのか、ここでも色々な説があります。

魚はサバ(maquereau マクロー)のことを指し、サバはあまり利口ではなく4月になると簡単に釣ることができるそうです。4月1日にこれを食べさせられた人を「4月の魚」ということが起源という説。

4月になると太陽が魚座をはなれるので、それが起源という説。

サバ=maquereauには誘拐者、俗語で“淫売宿の主人・ひも”という意味もあり、4月は人をだます者が多いからということが起源であるという説。

16世紀に国王シャルル9世が1年の始まりを4月1日から1月1日に変え、それから新年に贈り物を交わす習わしがあった人々は元日が1月1日になっても、4月1日に見せ掛けの贈り物をしたことから始まりだという説。

poisson(ポワソン)は元々は、passion=「キリストの受難」を意味し、キリストが保守派の祭司長たちに愚弄されたことを忘れないために騒いだり、嘘をついたりすることが起源という説。

フランスでは魚の産卵期の4月1日から釣りが禁止になるため、釣り好きの人をからかってニシンを送ったことが始まりと言う説。

フランス語で人を罵倒する表現「engueuler (qqn) comme du poisson pourri」=「腐った魚のように罵る」という表現がフランス語にあり、魚を格下げした表現として用いることから由来しているという説。

残念ながら、確信的な由来を申し上げることはできないのですが、一つ言えることは、魚をかたどったチョコレートの中を開けたら、また小さな魚のチョコレートやボンボンなどが詰められているということ。そうしたちょっとした遊び心は、April Fool's Dayに丁度よいユーモラス溢れるお菓子なのではないでしょうか?
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