支店でこんなに感動したことがあっただろうか?
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▲ケンチャンラーメン外観 |
本店は酒田にあり、そこの暖簾分けの店。私は昼の混んでる時間を外して行ったつもりだったが(午後2時近く)それでも大繁盛。入れ替りがあってもずっと八割以上を維持。中華そば小盛り550円(濃口、油普通、身入り)を注文。小盛りでも都内で食べる普通のラーメン以上の量がある。地方に行って食べる前に「この店はスゴイ」と感じることがたま~にある。そしてこの店がまさしくそうだった。食べずに帰ったとしても東京のラーメン好きに「ケンチャン行ってみて」と言いそう。それくらいのオーラがあった。
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▲ケンチャンラーメン店内 |
写真が小さいので読めないと思うが、右側がメニューで小盛550円、普通600円、大盛780円という木札。真ん中が「油っぽく」「油抜き」の木札。大きさを注文した後に油の量を希望で選ぶことができる。左側が「濃口」「薄口」でタレの量。薄味好みの人以外は濃口がお薦め。実際私もそう聞いて、濃口を頼んで正解だった。
それと凄いのが食券販売機。山形で券売機自体珍しいと思うのだが、この券売機はかなりハイテク。私の記憶では東京でも見たことがない。まずは大きさ(小盛、普通、大盛)を選択し、その後で油・タレなどの希望を券売機で選択できる。
注文すると当然ながら食券が出てくるのだが、そのことをハイテクと言ってるわけではない。その複雑(?)な注文が同時に厨房にも伝達されるのである。厨房ではその伝達を元にラーメンを作り始める。食券を買ったら空いてる席に座って待つのだ。食券には番号が書いてあり、ラーメンが出来上がるとその番号で呼ばれるという仕組みなのだ。
▲中華そば小盛り550円(濃口、油普通、身入り)このボリュームで550円は安い。身入りとは海苔の右に見える背脂のこと。極太縮れ麺の食感が良い!
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▲独特な個性を持つ極太縮れ麺 |
その仕組みに感動しているとまもなくして出てきたラーメン。まずは麺が秀逸。手打ちなのだがかなりの幅広縮れ麺。食感、口触り、のど越し、かな~り私好み。スープは鶏ガラベースの伝統的な醤油味とも言えるが満足感はかなり高い。こりゃ、本店にも行かねば。というよりも、支店も多数あり、全部行きたくなったほど。
もう一つの驚き。ここはこんなに流行っているのに午後2時には終了になるのだが、その後、店主は広告代理店の社長に変身するという。なんというスーパーマンぶり。いろんな点でこの店は凄い。
※店舗データと本店・他の支店データは
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