参加賞的メダルが飾られた「ミート&デリカ きたじま」!
お店は親族で切り盛りしているそう。奥の作業場では、次々メンチカツに衣がつけられていました。 |
JR西日暮里駅を降り、約10分程歩いた道灌山通りにある「ミート&デリカ きたじま」。北京オリンピックで金メダルを2つも獲得するという快挙を成し遂げた、北島康介選手のご実家です。
店内を入ってすぐの左右の壁には、北島選手の写真がぎっしり飾られ、ちょっとした記念館さながら。そして、お肉が並ぶショーケースの上には、「えっ! これって銅メダル?」。
まさかとは思いつつ、慌てて顔を近づけ、お店の方に聞いてみたところ、これはオリンピックに出場した人がもらえる、参加賞的メダルなのだそう。「そんなメダルもあったんだー」と感心しつつ、「写真撮ってもいいですか?」「持ってみてもいいですか?」と聞くと、「おー、いいよー」とこだわりのないお返事。
喜び勇んで手のひらに乗せると、ほほうっ、案外重い。本物のメダルを見たことがない私にとって、これはちょっとした擬似体験となりました。
そんな前置きはさておき、こちらは地元でも有名な精肉店。なので、販売されているのは、国産黒毛和牛やロースハム、ベーコンなど。そのひとつとして評判なのが、メンチカツ(1個140円・5個入りパック700円)とメンチカツサンド(4個入りパック580円)です。
これらはすべて手造りで、使用しているのは、ジューシーな国産の牛肉、豚肉と、甘みたっぷりの玉葱。そして衣には、特別に焼いたパンから作った粉を使っているのだそう。タネにしっかり味がついているので、メンチカツはソースなど何もつけずに食べても、とってもおいしい! 玉葱がけっこう入っているので、シャキシャキした食感も、ところどころでアクセントになります。
お店の方の話によると、これらの商品は、現在、日本橋高島屋でも常時販売中とのこと。また時期によっては、都内および近県のデパートの催事でも扱われることがあるとのことでした。また、お店からの発送もOKだそうです。
『浅見光彦シリーズ』で全国から人が訪れる「平塚亭」。
『浅見光彦シリーズ』で出てくる「平塚亭」入口。 |
そして、西日暮里の「ミート&デリカ きたじま」まで来たら、もう少し足をのばしたいのが、上中里の「平塚亭」。大正時代に平塚神社の参道入口で創業し、現在もう4代目となる老舗和菓子店です。
『浅見光彦シリーズ』でしょっちゅう登場する「平塚亭」のお団子。 |
ここのお団子は、中村俊介さんや沢村一樹さんが出演する2時間ドラマ『浅見光彦シリーズ』で、しょっちゅう登場。今回の放送分でも、中村さんが野際陽子さん、五十嵐めぐみさんらにお団子をおごる場面で使われました。
この時、皆でお団子を食べていた外の席は、残念ながらセット。実際は、店内に3席ほど座れる場所がありますが、お茶のサービスなどはなく、もっぱら購入した人が包んでもらう間、待っている場所として利用されているようです。
人気はやはり、砂糖と醤油の甘辛いタレをつけた焼き団子(100円)。これに対し、餡子を入れたものは、甘団子と呼ばれます。
「北区の名品30選」に選ばれた豆大福。 |
また、ここには、「北区の名品30選」にも選ばれた豆大福(130円)や稲荷寿司なども。そのため、私が購入に行ったお昼前には、小さな店内に次々人が入って来ていました。
ドラマの中の雰囲気を、自分なりに再現するのは、何もゴージャスなレストランや気の利いたカフェに出向くばかりではありません。1本のお団子を購入して、公園のベンチで食べてみる。それだけでも、案外、楽しかったりするものですよね。ちなみに私は、これらを日比谷公園のベンチで食べました!
ドラマに出てくる小道具も、侮れないものですね。
では、次ページからは、
2008年7月~9月放送のドラマ別レストランのインデックスです!